ABR
別名:平均ビットレート
ABRとは、VBR(可変ビットレート)のうち、ビットレートがある水準に近づくよう自動的に調整する方法のことである。
VBRでは、データストリームの内容に合わせてビットレートが変動するが、変換後のデータのサイズがどの程度になるかは予測しづらい。ABRでは、全体の平均的なビットレートに近づくように、データ量が多くなる箇所では変換効率を上げてデータ量を削減するなどの調整が行われる。これによって、品質や変換効率が高いというABRのメリットをある程度維持したまま、データの総容量を制御することができる。
平均ビットレート(ABR)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/22 15:06 UTC 版)
「可変ビットレート」の記事における「平均ビットレート(ABR)」の解説
純粋な可変ビットレートの場合、出力する結果がどれほどのビットレートになるのか予測するのは難しい。そのために、品質をコントロールし、目的のビットレートに近づける方法が平均ビットレートである。厳密にはVBRの一種に含まれ、ABR(Average Bitrate)と略される。 VBRの特性を保持したまま、CBRのように圧縮後のファイルサイズをある程度予測する事も可能なのが特徴である(ただし、コーデックによってはファイルサイズの誤差は振れる)。通常、この他に最大や最小のビットレートを指定できることが多い。デメリットとしては他の方式より処理に時間がかかる点が挙げられる。品質をコントロールする方式には以下のようなものがある。
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