数値制御とは? わかりやすく解説

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すうち‐せいぎょ【数値制御】

読み方:すうちせいぎょ

数値による信号指令用いプログラム制御方式工作機械多く用いられ工作物対す工具位置送り速度などを指令制御するNCnumerical control)。

[補説] 元は作業指示パンチカードなどを用いていたが、現在はコンピューターによる制御主流のため、コンピューター数値制御(CNC)と同じ意味で使われる


数値制御

【英】numerical control,NC

工作物対す工具位置をそれに対応する数値情報指令する制御。数値制御は工作機械対象として使われることが多いが,製図織布IC基板製造などにも用いられるNCと略称されている。
その他、潤滑剤やメンテナンス用品、作業環境保護など工場・現場が必要としている商品や供給会社に関する情報については、「ジュンツウネット21」で見ることができます。 ⇒ 「ジュンツウネット21」

数値制御

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/23 04:26 UTC 版)

数値制御(すうちせいぎょ、: Numerical Control、略称NC)は、行う動作数値情報で指令する制御方式のこと。NC工作機械を用いたNC加工で用いられている。数値制御は、工作機械の自動化であり、手動輪やレバーを手動で制御したり、カムを使って機械的に自動化するのではなく、記憶媒体上で符号化されたコマンド群で抽象的にプログラムし制御する。世界初のNC工作機械は、既存の工作機械に紙テープから数値をシステムに入力することでモーターの動作を制御するよう改造したもので、1940年代から1950年代に構築された。これら初期のサーボ機構にはすぐにアナログコンピュータデジタルコンピュータが付属されて強化され、コンピュータ数値制御(CNC)工作機械となり、設計工程を一新させた。


注釈

  1. ^ International Biographical Dictionary of Computer Pioneers ではパーソンズを「コンピュータ化フライス盤の父」、Society of Manufacturing Engineers は「第二の産業革命を生み出した数値制御の概念化」を行ったとして賞を授与している。

出典

  1. ^ "Keller Machine"
  2. ^ a b Pease 1952, p. 112
  3. ^ James Brittain, "Alexanderson: Pioneer in American Electrical Engineering", Johns Hopkins University Press, 1992, ISBN 0-8018-4228-X, pp. 210-211
  4. ^ a b c d e f g h i "The Father of the Second Industrial Revolution", Manufacturing Engineering, Volume 127 Number 2 (August 2001)
  5. ^ Reintjes 1991, p. 16
  6. ^ Wildes, Karl L., and Lindgren, Nilo A. "A Century of Electrical Engineering and Computer Science at MIT", MIT Press, 1985, ISBN 0-262-23119-0., pg. 220
  7. ^ Pease 1952, p. 102
  8. ^ a b c d Pease 1952, p. 110
  9. ^ Reintjes 1991, p. 47
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  11. ^ Makely 2005, p. 4
  12. ^ a b Makely 2005, p. 5
  13. ^ Noble, David F. (1984), Forces of production: a social history of industrial automation, New York: Knopf, ISBN 978-0-394-51262-4, LCCN 83-0 


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