コンピュータ
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コンピュータ(英: computer)は、広義には、計算やデータ処理を自動的に行う装置全般のことであり[1]、現在では[注釈 1]とくに断らないかぎりエレクトロニクス技術を用いたエレクトロニック・コンピュータ(英: electronic computer、漢字表記では電子計算機)を指している[1]。
注釈
- ^ 「現在」と言っても、あくまで出典の『日本大百科全書』の【コンピュータ】記事の改訂版が書かれた1990年代や2000年ころの話。
- ^ 長音符の扱いについて、JISのルールと国語審議会のルールが食い違っている。(長音符#長音符を付ける流儀・付けない流儀参照) JIS Z 8301では長音符を付けない、というルールが提示されており、それに沿う形で工学専門書では長音符をつけない。工学分野の論文でも長音符をつけないのが一般的である。それに対して国語審議会の報告に沿った基準では長音符をつけるとしており、新聞社、放送局、小中学校教科書などでは長音符付きで表記している。コンピュータ関連のメーカーに関しては、会社ごとに対応が別れている。マイクロソフトの日本法人は(もともとはJISの規定のほうを尊重し「2音の用語は長音符号を付け、3音以上の用語の場合は省くことを原則とする」という規定(JIS Z 8301:規格票の様式及び作成方法)に即した表記ルールを採用していたが)、2008年11月に、あくまで自社製品に関してのみの話として、国語審議会の報告のほうの影響を受けた内閣告示をもとにした「言語の末尾が-er、-or、-arなどで終わる場合に長音表記をつける」というルールに変更するとした[1]。同社の担当者は、一般消費者は工業系・自然科学系の末尾の長音を省略する傾向の表記に対して違和感を感じていて、コンピュータが一般消費者の必需品になるにつれて違和感を感じる人の割合が増加してきたからだ、といった主旨の説明を述べた[2]。ただしメーカーにより主なユーザの範囲が異なり、表記方法も異なる。
- ^ 英語版の記事 en:Usage share of operating systems#Supercomputers にUNIXとLinuxのシェア入れ替わりのグラフが掲載されている。
- ^ 21世紀の現在、「NTT研究所」は研究開発分野ごとにサービスイノベーション、情報ネットワーク、先端技術の3総合研究所とIOWN総合イノベーションセンターの4つに分かれている。
出典
- ^ a b c 『日本大百科全書』コンピュータ
- ^ Introduction to Embedded Systems
- ^ "So, How Many Smartphones Are There in the World?"
- ^ HOW MANY COMPUTERS ARE THERE IN THE WORLD?
- ^ 『日本における計算機の歴史 : 富士通における計算機開発の歴史』NAID 110002753426§3.1
- ^ 全国書誌番号:57000106
- ^ [3]
- ^ a b c 組み込みOSのAPIはTRON系OSがシェア60%、24年連続トップ
- ^ [4]
- ^ [5]
- ^ Universiteit van Amsterdam Computer Museum (2007)
- ^ RTD Net: "From various sides Konrad Zuse was awarded with the title "Inventor of the computer"."
- ^ GermanWay: "(...)German inventor of the computer"
- ^ Monsters & Critics: "he(Zuse) built the world's first computer in Berlin"
- ^ "Konrad Zuse earned the semiofficial title of "inventor of the modern computer", About.com
- ^ 竹井和昭「開発物語 みどりの窓口の予約システム「マルス」の開発史」『通常ソサイエティマガジン』第13巻第1号、電子情報通信学会、2019年、 58-67頁、2020年5月26日閲覧。
- ^ “旅客販売総合システム「マルス」”. JRシステム. 2020年5月26日閲覧。
デジタルコンピュータ
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「デジタルメディア」の記事における「デジタルコンピュータ」の解説
機械読み取り可能なメディアが使用されたが、バベッジの機関や自動ピアノ、ジャカード織機、またその他の初期の計算機の多くは、それ自体アナログコンピュータであり、物理的、機械的な部分があった。デジタルコンピュータの出現によって、最初の真のデジタルメディアが現れた。デジタルコンピュータは情報を保存・処理するために二進法とブール代数を使用し、コンピュータの構成上の1つの構造部が多くの異なる処理を実行することを可能にしている。最初の現代的な、プログラムに組めるデジタルコンピュータであるManchester Mark I と EDSACは、互いに独立して1948~1949年に開発された。現在のコンピュータとは多くの点で異なっているが、これらの機器には自身の論理演算をコントロールするソフトウェアが内蔵されていた。そのソフトウェアは二進数、即ち0と1の組合せで何百もの記号をなす体系にコード化されていた。二進数の「1」と「0」を、デジタルメディアの「ディジット」という。
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