Intel 8008
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/03 15:28 UTC 版)
8008(はちまるまるはち、と読まれることが多い)は、インテルによって開発製造された初期のマイクロプロセッサであり、1972年4月に発表された。14ビット外部アドレスバスを持つ8ビットCPUで、16KBまでのアドレス空間を扱える。本来は Computer Terminal Corporation (CTC) からの委託で、同社のプログラム可能な端末 Datapoint 2200 向けに設計した命令セットをコードネーム 1201 というチップに実装する予定だった。しかし、チップの提供が遅れたことと性能がCTCの目標に達しなかったため、2200には使われなかった(Datapoint 2200は結局TTL素子で製作された)。インテルとCTCの契約により、インテルはそのチップを他の顧客(例えば電卓市場参入を表明していたセイコー)に販売する許可を得ていた。
- ^ CPU History – The CPU Museum – Life Cycle of the CPU2023年9月3日閲覧。
- ^ a b c d e f Lamont Wood, "Forgotten PC history: The true origins of the personal computer", Computerworld, August 8, 2008 2023年9月3日閲覧。
- ^ マイクロプロセッサの元祖となったIntel 4004の「4004」という名称は、開発コードがそのまま商品名になったものだが、世間では4ビットCPUなので4004なのだと勘違いされ、広く認知されてしまった。このため8008の発表の時、Intelは世間の混乱を招かないために開発コード1201を8008と改名して発表した。
- ^ Inside the world's long-lost first microcomputer CNET 2023年9月3日閲覧。
- ^ Brunel University, 1974. Master of Technology dissertation, L. R. Crawford
- ^ a b “MCS-8 Micro Computer Set Users Manual” (PDF). Intel Corporation (1972年). 2010年12月4日閲覧。
- ^ “8008 Opcodes”. 2010年12月4日閲覧。
- ^ “Intel 8008 (i8008) microprocessor family”. CPU World (2003–2010). 2010年12月4日閲覧。
- ^ [1][リンク切れ]
- 1 Intel 8008とは
- 2 Intel 8008の概要
- 3 アーキテクチャ
- 4 外部リンク
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