こうかいかぎ‐あんごう〔‐アンガウ〕【公開鍵暗号】
公開鍵暗号
別名:公開鍵暗号方式,非対称暗号
【英】public key cryptosystem, asymmetric key cryptosystem
公開鍵暗号とは、2つの対となる鍵を用いて、データの暗号化や復号化を行なう暗号方式のことである。
公開鍵暗号のうち、一方は広く他人に公開するため公開鍵と呼ばれ、もう一方は本人だけにわかるよう厳重に管理されるので秘密鍵と呼ばれる。秘密鍵で暗号化されたデータは対応する公開鍵でしか復号できず、公開鍵で暗号化されたデータは対応する秘密鍵でしか復号できない。
従来主流であった、暗号化と復号化を同じ鍵で行なう秘密鍵暗号方式に比べて、鍵を安全な経路で運搬する必要がないため、鍵の管理が楽なのに加えて安全性も高い。そのためインターネット上におけるように開かれたネットワークでの利用に適する。
公開鍵暗号
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/19 07:12 UTC 版)
公開鍵暗号(こうかいかぎあんごう、英語: Public-key cryptography)とは、暗号化と復号とに異なる鍵(手順)を用い、暗号化用の鍵は公開できるようにした暗号方式である(復号用の鍵は秘匿)。対照的な暗号方式として、暗号化と復号に同一の鍵を用いる共通鍵暗号がある。
注釈
出典
- ^ Whitfield Diffie; Martin Hellman (1976). “New directions in cryptography”. IEEE Transactions on Information Theory 22 (6): 644. doi:10.1109/TIT.1976.1055638.
- ^ 井上孝司著、「通信と情報の保全 暗号化の話」『軍事研究2011年11月号』、(株)ジャパン・ミリタリー・レビュー、雑誌 03241-11、ISSN 0533-6716、227-228頁
- ^ Press Releases Archived 2011年9月29日, at the Wayback Machine. - RSA社サイト(英語、2012年2月19日閲覧)
公開鍵暗号と同じ種類の言葉
- 公開鍵暗号のページへのリンク