デジタルコンパクトカメラ
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「シグマ (カメラ)」の記事における「デジタルコンパクトカメラ」の解説
DP1シリーズ : 世界初のAPS-Cサイズの撮像素子を搭載したコンパクトデジタルカメラ。シグマSD14に搭載のものと同じ有効画素数約1,406万画素の撮像素子を搭載している。レンズは35mm判換算28mm相当、開放F値2.8の単焦点レンズを搭載。シグマDP1(2006年9月発表、2008年3月発売) - データ記録方式はRAW、JPEGに対応。JPEG画像エンジンは「TRUE」(Three-layer Responsive Ultimate Engine) 。フォトキナ2006で発表されたが、画像品質を確保するために画像処理パイプライン再構築を行い、結果的に発売まで1年半近くかかったため、本当に発売されるのかという不安の声もあった。カメラグランプリ2008カメラ記者クラブ特別賞受賞。 シグマDP1s(2009年10月発売) - シグマDP1のファームウェアを進化させたスペシャルバージョン。ハードウェアの差異は対逆光性能を改善したのみで、シグマDP2に搭載されている「QSボタン」の追加などはされていない。 シグマDP1x(2010年2月発表、9月発売) - シグマDP1sのエンジンを「TRUE II」へ変更、オートフォーカス高速化、 AFE(アナログフロントエンド)搭載による高感度性能向上他、操作ボタンなどをシグマDP2と統一した機種。光学系はシグマDP1と同等。 シグマDP1 Merrill(2012年8月発表、9月発売) - 上述の一眼レフカメラSD1 Merrillと同等の23.5×15.7mm Foveonセンサーを採用(有効画素数約4,600万)。光学系も変更され、F値2.8となっている。 DP2シリーズ : DP1と同じ撮像素子を搭載している。レンズは35mm判換算41mmもしくは45mm相当、開放F値2.8の単焦点レンズを搭載。 シグマDP2(2008年9月発表、2009年4月発売) - 撮像素子はシグマDP1と同じで画素数に変化はないが、画像エンジンは「TRUE II」に進化しており、レスポンス向上などを果たした。このほかにも、感度をRAWモード時ISO3200に設定できたり、「QSボタン」の追加により操作系を改善するなど細かな改良を施している。 シグマDP2s(2010年2月発表、3月発売) - 「TRUE II」の内部アルゴリズムを最適化することによりオートフォーカスを高速化した。シグマDP1sに搭載されたパワーセーブモードが取り入れられている。背面ボタン表示の一部を赤色にして視認性を高めている。 シグマDP2x(2011年2月発表、5月発売) - AFE搭載やAFスピード高速化等、シグマDP2sのマイナーチェンジバージョン。 シグマDP2 Merrill(2012年7月発売) - 上述の一眼レフカメラSD1 Merrillと同等の23.5×15.7mm Foveonセンサーを採用(有効画素数約4,600万)。光学系も変更され、画角が35mm判換算で45mm相当、開放F値2.8となっている。 DP3シリーズ:Merrillセンサー搭載の世代になってから追加された製品。レンズは35mm判換算75mm相当、開放F値2.8の単焦点レンズを搭載。シグマDP3 Merrill(2013年2月発売) - DP2 Merrillとほぼ同様のボディに、中望遠レンズを搭載。専用のテレコンバージョンレンズ(FT-1201)が存在する。 dp Quattroシリーズ:3層構造(B1:R1:G4)を採用したQuattroセンサーを搭載したカメラ。センサーサイズはAPS-Cサイズ。従来のFoveonセンサーより高感度耐性が向上している。また,グリップが大型化しており独特なデザインが話題になった。 dp0 Quattro | Ultra-Wide(2015年7月発売)- 35mm判換算21mm相当、開放F値4.0の単焦点レンズを搭載、歪曲収差が少ない dp1 Quattro | Wide(2014年10月発売) - 35mm判換算28mm相当、開放F値2.8の単焦点レンズを搭載 dp2 Quattro | Standard(2014年6月発売) - 35mm判換算45mm相当、開放F値2.8の単焦点レンズを搭載 dp3 Quattro | Mid-tele (2015年3月発売)- 35mm判換算75mm相当、開放F値2.8の単焦点レンズを搭載
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