シグマ
1970年代に活躍した日本のコンストラクター。60年代後半にトヨタでレーシングマシンの開発に携わった加藤眞が、72年にトヨタをやめたあとに設立。最初は当時隆盛だったGCシリーズ用にGC73を開発し、翌73年にはその改良型のMC73で、日本製マシンとして初めてルマンに挑戦した。その後75年までルマンに挑戦しつづけたが、目立った成績を残せないまま撤退。なお、加藤はその後一時レース界を離れたが、86年に復帰してサードを設立、現在はトヨタ・スープラで国内のGT選手権に参戦している。
シグマ
初代モデルは、1990年11月にデビューした。初代ディアマンテ(90年5月発売)の双生児車で、2720mmのホイールベースは同じだった。しかしボディタイプはディアマンテが4ドアピラードハードトップなのに対して。4ドアセダンの6ライトというレイアウトだった。エンジンはすべてV6で、2L・125ps、2.5L・DOHC・175ps、3L・DOHC・210psをそろえ、駆動方式はFFと4WDがあった。
93年1月、ショーファー仕様の20Eエグゼクティブ発売。11月のマイナーチェンジでは、ヘッドランプの変更とラジエーターグリルのボディカラー化を実施した。95年1月にディアマンテのフルモデルチェンジがあったが、いつも同時発表だったシグマの名前はなく、この時点で名称は消えた。実際には前年12月に生産を中止した。
シグマ
- 参考
-
- Σ
Σ
(シグマ から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/23 02:52 UTC 版)
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|||
ギリシア文字 | |||
---|---|---|---|
Αα | アルファ | Νν | ニュー |
Ββ | ベータ | Ξξ | クサイ |
Γγ | ガンマ | Οο | オミクロン |
Δδ | デルタ | Ππ | パイ |
Εε | エプシロン | Ρρ | ロー |
Ζζ | ゼータ | Σσς | シグマ |
Ηη | イータ | Ττ | タウ |
Θθ | シータ | Υυ | ウプシロン |
Ιι | イオタ | Φφ | ファイ |
Κκ | カッパ | Χχ | カイ |
Λλ | ラムダ | Ψψ | プサイ |
Μμ | ミュー | Ωω | オメガ |
使われなくなった文字 | |||
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ディガンマ | ![]() |
サン |
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ヘータ | ![]() |
ショー |
ギリシアの数字 | |||
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スティグマ | ![]() ( ![]() |
サンピ |
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コッパ |
Σ, σ, ς (シグマ、希: σίγμα / σῖγμα, 英: sigma、スィグマ)は、ギリシア文字の第18番目の文字。数価[1]は200。現代ギリシア語では、語末形の "ς" を 6を表す "ϛ" (スティグマ)の代用として用いる。ラテンアルファベットの "S"、キリル文字の "С" は、この文字に由来する。
歴史
シグマの字形とギリシア・アルファベット上の位置は、フェニキア文字の "𐤔"(シン、)に由来する。
語源
「シグマ」という名前は、ある仮説によると[2]、フェニキア文字の「サメク」から来ている。別の説[3]によると、この字の本来の名前は「サン」(現在は別の、今は使われなくなった字を指す名前になっている)であっただろうとし、「シグマ」は、ギリシャ人が新たにつけた名前で「シーという音」を意味するという。動詞 σίζω (シッゾー、*sig-yō、「シーという音を出す」の意)の名詞化に由来する。
エッシュの大文字
シグマの大文字は、現代においては「エッシュ」の大文字(小文字は ʃ )として、ラテン文字に再導入されている。
三日月形のシグマ


ヘレニズム時代(紀元前4-3世紀)の手書きのギリシャ語では、碑文体の "Σ" は簡易化して "C" に似た形になった[4]。同じ字形は、紀元前4世紀以降の硬貨にも見える[5]。この字形が、古代末期から中世にかけての国際的標準になった。このシグマは三日月に似ているので、現在は「三日月形のシグマ (lunate sigma)」と呼ばれる(大文字 Ϲ、小文字 ϲ)。
現在でも、ギリシャではこの形が装飾目的に広く使われる。特に宗教的・教会においてよく使われ、また古典ギリシャ語のテキストの現代における活字版にも用いられる。キリル文字の "С" (/s/) や、コプト文字の "Ⲥ" (シマ) も三日月形のシグマに由来する。
三日月形のシグマに点を付した字(Ͼ、σίγμα περιεστιγμένον シグマ・ペリエスティグメノン)は、サモトラケのアリスタルコスによって校正記号として使われ、この記号を付した行が正しくない場所にあることを示した。同様に、左右逆のシグマ(Ͻ、ἀντίσιγμα アンティシグマ)も正しくない場所にある行を示すことがあった。アンティシグマに点をつけた字(Ͽ、ἀντίσιγμα περιεστιγμένον アンティシグマ・ペリエスティグメノン)は、その後ろにある行を並べ直す必要があるか、または優先度の明らかでない異読があることを示すことがあった。
ギリシア語での用法
小文字は、"σ" である。ただし、単語の終わりでは "ς" を用いる。"ς" をファイナルシグマ(希: τελικό σίγμα 英: word-final sigma)と呼ぶ。
音価は /s/、後ろに有声子音(μ, ν)が続く場合は /z/。
記号としての用法
大文字の Σ には、下記の用法がある。
- 数学では、数列などの総和を以下のように表す(総和を英語で Summation といい、 ∑ は英字の S に対応する)。
- Microsoft Excel などの表計算ソフトでは、合計を計算する関数を示すアイコンの表記に Σ を使用している。
- 物理学では、座標系 (system) を表す記号として用いる。
- 素粒子物理学では、アイソスピンが 1、ストレンジネスが −1 のハイペロン (uus, uds, dds) を表す。
小文字の σ には、下記の用法がある。
- 統計学では、標準偏差を σ で表す。そのとき、σ2 は分散を表す。
- 数学では、
- 物理学では、シュテファン=ボルツマン定数を表す。
- パウリ行列 (数学、物理学)
- σ結合 (化学)
- 材料工学の式では、応力 (stress) を表す。
- 電気工学の式では、電気伝導度を表す。
- 音韻論では、音節を表す。
- 対称操作のひとつである鏡映操作を表現する記号。具体的な使用例は分子対称性を参照。
小文字の ς には、下記の用法がある。
符号位置
大文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 小文字 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Σ | U+03A3 |
1-6-18 |
Σ Σ Σ |
σ | U+03C3 |
1-6-50 |
σ σ σ |
|
Ϲ | U+03F9 |
- |
Ϲ Ϲ |
ϲ | U+03F2 |
- |
ϲ ϲ |
三日月形のシグマ |
Ͻ | U+03FD |
- |
Ͻ Ͻ |
ͻ | U+037B |
- |
ͻ ͻ |
アンティシグマ |
Ͼ | U+03FE |
- |
Ͼ Ͼ |
ͼ | U+037C |
- |
ͼ ͼ |
シグマ・ペリエスティグメノン |
Ͽ | U+03FF |
- |
Ͽ Ͽ |
ͽ | U+037D |
- |
ͽ ͽ |
アンティシグマ・ペリエスティグメノン |
記号 | Unicode | JIS X 0213 | 文字参照 | 名称 |
---|---|---|---|---|
ς | U+03C2 |
1-6-57 |
ς ς ς |
GREEK SMALL LETTER FINAL SIGMA |
∑ | U+2211 |
- |
∑ ∑ ∑ |
(数学記号) |
脚注
- ^ 文字に当てはめられた数値のこと。ギリシアの数字を参照。
- ^ Jeffery, Lilian H. (1961). The local scripts of archaic Greece. Oxford: Clarendon. pp. 25–27
- ^ Woodard, Roger D. (2006). "Alphabet". In Wilson, Nigel Guy (ed.). Encyclopedia of ancient Greece. London: Routldedge. p. 38.
- ^ Edward M. Thompson (1912). Introduction to Greek and Latin paleography, Oxford: Clarendon. p. 108, 144.
- ^ Edward C. D. Hopkins, Numismatica Font Projects.
シグマ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/17 08:08 UTC 版)
魔狼で昴の右手の元持ち主の男性。今の右手は義手。一人称はボク。常に被り物をして顔を隠し、食事時でも外さないで器用に食べる。物(美術品や絵、被り物)作りをしているが、好きなわけではなく暇だからというのが理由。
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