キャスターIVA-XL
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/13 06:09 UTC 版)
「キャスター (ロケットモータ)」の記事における「キャスターIVA-XL」の解説
キャスターIVAの全長を1.43mから1.8mまで延長した拡張型がキャスターIVA-XLである。アトラス及びコネストガの補助ブースタとして開発され1992年と1993年にテストが行われ成功したもののそれらのロケットに採用されることはなかった。 1990年代後半にH-IIAロケットの固体補助ブースタ (SSB) 用として複数候補の中から選定され、2022型や2024型での打ち上げで用いられた。H-IIAへの採用にあたり、指令破壊系装置の変更、コア機体結合部のSRB-Aとの共通化、モータケースの補強、ノズル膨張比の拡大とキャント角変更、ノズルスロート材の3D-C/Cへの変更等の改修が行われた。H-IIAの運用が三菱重工に移管され生産ライン簡素化のためにSSB使用バリエーションの撤廃が行われ、2008年の14号機以降SSBは用いられなくなった。
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