膨張比
定圧サイクル、または複合サイクルでは、膨張終わりの容積と膨張始めの容積との比。また、膨張比=(膨張終わりの容量+隙間容積)÷(隙間容積)という場合もある。後者の定義の場合、通常の往復動機関では膨張比は圧縮比と等しくなるが、圧縮比と膨張比を別々に設定できるミラーサイクルなどでは、膨張比を高くした高膨張比サイクルが実現できる。膨張比を高くすることで熱エネルギーをより多く機械的仕事に変換し、熱効率を高めることができるため、近年、自動車用エンジンにもミラーサイクルが採用されている。
参照 高膨張比サイクル、コンプレッションレシオ、ミラーサイクル膨張比
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/23 03:14 UTC 版)
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