自動車用エンジン
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「ダイハツ・エンジン一覧」の記事における「自動車用エンジン」の解説
特に記載の無いものは4ストロークガソリンエンジンである。また、原則として1957年のミゼット登場後のものを記載しているため、それ以前の商用オート三輪やBeeなどのものについては含まれていないことに留意されたい。
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自動車用エンジン
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チェコのタトラは1926年にタトラ・T30で空冷水平対向4気筒を初採用、1930年のT52、1931年のT54とT57(T57が搭載しているのは180度V型4気筒エンジン)、1933年のT75にもそれぞれ排気量が異なる空冷水平対向4気筒を採用している。1936年のT97はリアエンジンレイアウトとなり、背骨型フレーム(英語版)との組み合わせは後のドイツ第三帝国のKdf-Wagenおよびびフォルクスワーゲン・ビートルにも深い影響を与える事になった。 イギリスのジョウェット(英語版)は水平対向2気筒で著名なメーカーであったが、1936年にJowett Tenに1,881 ccの水平対向4気筒を採用。戦後の1947年にはジェラルド・パーマー(英語版)の手によりジョウェット・ジャベリン(英語版)が開発され、1950年にはジョウェット・ジュピター(英語版)も登場、それぞれが排気量の異なる水平対向4気筒を搭載していた。同時期にモーリスに所属していたアレック・イシゴニスは、モーリス・マイナー(英語版)に水平対向4気筒を搭載する設計を行ったが、費用面で市販車両への搭載は実現しなかった。 ドイツのフォルクスワーゲンはタイプ1やその他の車両に空冷式水平対向4気筒を幅広く採用していた。ポルシェもポルシェ・356に水平対向4気筒を採用、後にポルシェ・550、ポルシェ・904、ポルシェ・912、ポルシェ・914にも水平対向4気筒を採用した。なお、ポルシェの車両に搭載された空冷式水平対向4気筒は元々はフォルクスワーゲン・タイプ1に搭載されたものと同じエンジンである。 同じドイツのボルクヴァルトは1957年3月サロン・アンテルナショナル・ド・ロトに1,100 cc水冷水平対向4気筒・前輪駆動のGoliath 1100を出展、翌年にハンザ1100と名称が改められ、1961年まで製造された。 フォルクスワーゲンは1982年にそれまでの空冷エンジンを水冷化したヴァッサーボクサー(英語版)エンジンを開発。三代目フォルクスワーゲン・タイプ2にドイツ本国では1992年まで、ブラジルでの現地生産バージョンであるコンビでは2005年まで搭載されていた。 フランスのシトロエンは1961年のシトロエン・アミ・スーパーに始まり、シトロエン・GS/GSA、シトロエン・アクセル(英語版)に空冷水平対向4気筒を搭載、1990年まで製造を行っていた。 イタリアのアルファロメオは1971年に水冷式水平対向4気筒(英語版)を開発。同年発売のアルファロメオ・アルファスッドに搭載した。1984年には日産自動車からN12パルサーの車体供給を受け、これに自社の水平対向4気筒を搭載したアルファロメオ・アルナを発売、ヨーロッパ日産でも「ニッサン・チェリー・ヨーロッパGTI」として販売された。このエンジンは他にもアルファロメオ・33、アルファロメオ・スプリント(英語版)、アルファロメオ・145、アルファロメオ・146にも搭載され、145/146が1997年に生産を終えるまで26年間に渡り製造され続けた。 イタリアでは他にもランチアが1961年のランチア・フラヴィアに水冷式水平対向4気筒を搭載、1984年生産終了のランチア・ガンマまで搭載されていた。 日本の富士重工業(現・SUBARU)の自動車部門であるスバルは、1966年にEA型エンジンを搭載したスバル・1000以来、現在に至るまで主力車種の全てにEJ型などの水冷式水平対向4気筒エンジンを採用している事で世界的に有名である。なお、スバルは自社製の水平対向4気筒にHorizontal-4を意味するH4という略称を付けているが、H型エンジンとは関係ない。 スバルの水平対向4気筒搭載車種はシトロエンやランチアなどと同様に、前軸よりも前に縦置き搭載されたエンジンによる前輪駆動を採用している。スバルはこのレイアウトを生かし、トランスファーと後輪駆動系を追加して比較的容易に四輪駆動へ発展させる事ができた。現在スバルは多くの車種に四輪駆動のグレードを用意しており、世界的に水平対向と四輪駆動を採用するメーカーとして広く認知されている。 2012年、トヨタ自動車とスバルは、トヨタ・86/スバル・BRZを発売。この2車はスバル製水平対向4気筒を用いてFR駆動としたものである。水平対向エンジンでのFR方式は、初期の水平対向2気筒搭載車両以降例が見られなかった構成である。
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