空冷
エンジンの熱を空気中に放出する冷却方式。冷却方式とはいうものの、基本的にはエンジンを冷やす特別な装置は何もついていない。走行風を利用するだけというシンプルな構造だ。 エンジンにはフィンと呼ばれる薄い板状のヒダがついていて、少しでも多くの熱を放出するように表面積をふやす工夫がなされている。シンプルな構造で軽くしやすい反面、水冷や油冷に比べ冷却効果は低い。そのため、ハイパワーなかわりに発熱量も多い大排気量モデルにはオイルクーラーなどの補助的な冷却装置が取り付けられることが多い。昔は空冷しかなかった。 現行の国産最大排気量空冷モデルはヤマハのXJR1300。1300ccともなるとフィンだけでは冷やしきれないので、やはりオイルクーラーが付いている。空冷はフィンの美しさが最大の魅力である。

【関連用語】オイルクーラー ラジエター
空冷式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/18 04:05 UTC 版)
冷却力大、自己放熱性弱、要求スペース大、効率の良い冷却の為には設置場所と導風に工夫が必要。オーバークールを防ぐにはサーモスタットが必要。
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