自動車用エンジンの混合気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/30 15:07 UTC 版)
ガソリンエンジンやガス燃料エンジンの燃焼室に入る吸気のことである。 エアクリーナーボックスから入ってきた空気と、気化器内のニードル、またはインテークマニホールドのインジェクターから供給された燃料が霧化され、混ざりあっている状態。このときの空気と燃料の質量の比を空燃比と呼び、14.7:1 が完全燃焼に適した理論値(理論空燃比)と言われている。また、混合気に含まれる燃料の一部は燃焼室周りの熱で気化し、バルブを冷却する。 ガソリンエンジンはこれをシリンダー内で圧縮し、点火プラグの電気火花によって点火・爆発させ、出力を得る。 電子制御式の燃料噴射装置では、エンジンブレーキ使用時のように一定回転数以上でスロットルを完全に閉じた場合、燃費を改善する目的で燃料カットが行われる。この場合燃料は噴射されず、吸気は空気のみとなる。
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