自動車用エアバッグ作動の流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/04 22:44 UTC 版)
「エアバッグ」の記事における「自動車用エアバッグ作動の流れ」の解説
エアバッグは、自家用車などの高速移動体の乗員周辺に装備されるものが代表的な存在だが、例えば車椅子のような低速移動体の転倒障害防止装置や、各種スタント行為の障害防止用クッション、さらに惑星間移動体の着陸衝撃の緩和装置にも利用されている(下記)。ここでは自動車用エアバッグを中心に説明をする。 クルマが衝突すると加速度センサーが反応。センサーからエアバッグECUに加速度の情報が送られる。 エアバッグECUは内部でも持っている加速度センサーの情報も加味してエアバッグの展開・不展開を決定する。 展開との決定が下された場合、エアバッグECUはエアバッグモジュールに展開の指示を行う。 インフレーター(“充填機”。エアポンプの一種)にて火薬を爆発させることでガスを発生させ、エアバッグを0.01秒の単位で瞬時に膨らませる。この際、収納部(通常、運転席ではステアリングホイールの中央部、助手席ではダッシュボード上部)を押し破ることでバッグが出てくる。 完全に膨張したら、バッグの背後に設けられている穴よりただちにガスが抜けエアバッグが収縮する。 人間の眼からは、この動作が一瞬のうちに行われているように見える。
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