中身の詰まったトーラス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/13 18:00 UTC 版)
ナビゲーションに移動 検索に移動初等幾何学における中身の詰まったトーラス(なかみのつまったトーラス、英: solid torus; ソリッドトーラス、トーラス体)は、一つの円周に沿って円板が掃く領域として定まる回転体である。位相的には、一つのハンドル体のみを持つ(すなわち種数 1 の)コンパクト図形である。
中身の詰まったトーラスを図示するには三次元空間に埋め込まれたトーラス形(トロイド)として描くのが標準的な方法であるが、図示の仕方によっては互いに区別すべきトーラスと同様の見た目になることがある。トーラスとはトーラス形の表面(境界面)を成す二次元の図形のことであり、トーラスに囲まれる有界領域はソリッドトーラスの一種となる。
回転体としてのトーラス
値 r < R を任意にとり固定して考えるとき、ソリッド・トーラスは半径 R の円周からの距離 a ≤ r なる点全体の成す集合である。したがってそれは、半径 r の円板を、その円と交わらずその円の属する平面上に載っている軸の周りに、回転半径 R がもとの円板の半径より大きくなるように、回転させて得られる[1]:198。
媒介表示
トーラスの媒介変数表示を以下のように与えることができる:
-
この項目は、位相幾何学に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(プロジェクト:数学/Portal:数学)。
- 中身の詰まったトーラスのページへのリンク