トーラス形とは? わかりやすく解説

環状体

(トーラス形 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/12/23 06:56 UTC 版)

正方形から生成される環状体
トーラスは環状体の一種である

初等幾何学における環状面(かんじょうめん、: toroid; トロイド[1]は、ドーナツのように真ん中に「穴」の開いた回転曲面であり、それが囲む立体は環状体(かんじょうたい、: toroid; トロイド[1]と呼ばれる。回転の軸はこの「穴」を通過し、決してこの曲面と交わることが無い[2]。例えば、矩形をその一辺に平行な軸の周りで回転させると、断面が四角い中空の環状図形が出来上がる。回転させる図形を円周とすれば、得られる図形はトーラスと呼ばれる。

より一般に、用語トロイド(あるいはその形容詞形トロイダル)は、穿孔多面体のような図形を言い表すのにも用いられ、そのような文脈においてトロイドは必ずしも環状でなく任意の数の「穴(孔)」を持ちうる。g-孔トロイドは、位相的種数 g1 またはそれ以上の整数)を持つトーラス面(g-孔トーラス)を近似するものと見ることができる。g-孔トロイドのオイラー標数 χ2(1 − g) に等しい[3]

環状体は回転される断面の中心から測った回転半径 R によって特定され、対称的な断面を持つ環状体の体積 V および表面積 S は、断面積 A と断面の周長 C から

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トーラス形

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/27 23:44 UTC 版)

トーラス」の記事における「トーラス形」の解説

詳細は「トーラス形」を参照 最もありふれたトーラスは、円(周)の外側回転軸を置き得られる回転体代表的なドーナツ形状一つである「リングドーナツ」型で、いわゆるドーナツ型」である(ドーナツには球など様々な形があり、全てトーラス形状では無い。)。 トーラス形と大きさを示すには大円半径である大半径 R と、小円半径である小半径 r (R > r) の2つの値が必要である(図)。小円とは回転体断面の円、大円小円中心がなす円のことである。大円トーラス中心曲線ちゅうしんきょくせんcore curve)ともいわれる。このトーラスは、xz 平面上のC C : ( x − R ) 2 + z 2 = r 2 ( R > r > 0 ) {\displaystyle C\colon (x-R)^{2}+z^{2}=r^{2}\quad (R>r>0)} をz軸周り回転することによって得られその方程式は T : ( x 2 + y 2 − R ) 2 + z 2 = r 2 {\displaystyle T\colon ({\sqrt {x^{2}+y^{2}}}-R)^{2}+z^{2}=r^{2}} となる。 また、右図のように、媒介変数 t , p (0≦t≦2π , 0≦p≦2π)を使えば x = R cos ⁡ t + r cosp cost y = R sin ⁡ t + r cos ⁡ p sint z = r sin ⁡ p {\displaystyle {\begin{aligned}x&=R\cos {t}+r\cos {p}\cos {t}\\y&=R\sin {t}+r\cos {p}\sin {t}\\z&=r\sin {p}\end{aligned}}} と表示するともできる(t , p を消去すれば前述方程式になる)。 ここで媒介変数 t を一定としたときのトーラス上の閉曲線メリディアンmeridian)または経線けいせん)といい、 p を一定にしたときのトーラス上の閉曲線ロンジチュード(longitude)または緯線(いせん)という。 このトーラス表面積 S と体積 V は、 S = 4 π 2 r R = ( 2 π r ) ( 2 π R ) {\displaystyle S=4\pi ^{2}rR=(2\pi r)(2\pi R)} V = 2 π 2 r 2 R = ( π r 2 ) ( 2 π R ) {\displaystyle V=2\pi ^{2}r^{2}R=(\pi r^{2})(2\pi R)} である。それぞれ小円円周と面積大円円周掛けたになっている。このことはトーラス表面積底面半径 r {\displaystyle r} で高さが 2 π R {\displaystyle 2\pi R} の円柱側面積等しく体積はこの円柱同値であることを示している。

※この「トーラス形」の解説は、「トーラス」の解説の一部です。
「トーラス形」を含む「トーラス」の記事については、「トーラス」の概要を参照ください。

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