トーラス女学校
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シザリア 声 - 能登麻美子 トーラス女学校の生徒。入学したばかりのフィリエルが初めて話しかけた少女。薄青色で紫がかった瞳。女神への信仰心が非常に厚い。なぜかいつも悲しげな瞳をしている。フィリエルが生徒会命令でトーラス中から疎外されるようになった後も、密かに差し入れをするなどの気遣いを見せる。 しかし、新参のフィリエルが学内をかき回すことをよく思っておらず、ロゼリットが死亡した事故の真犯人(フィリエルを落とそうとして失敗した)であり、フィリエルが麦穂の乙女祭の聖劇の挑戦者として特訓を始めてから、度々脅迫文を服や小物に忍ばせた。最後は罪を悔いて別の修道院へ移っていった。 ヴィンセント(・クレメンシア・ダキテーヌ) 声 - 恒松あゆみ トーラス女学校の生徒。フィリエルと同じ最高学年。学校一の秀才で、文芸部長。薄茶色の髪に濃い青の瞳。「生徒会に容認された審問団」という形で部員を2人連れてフィリエルの話を聞きに来た。アデイルの親友であり、彼女のもう一つの顔、小説家「エヴァンジェリン」の崇拝者。生徒会とは敵対している。トーラス内では身分は隠されているが、出自は傍系王族(メニエールの血縁)である。 トルバートへ行こうと画策しているアデイルに参謀役として呼ばれ、身分を隠して行動を共にするが、聖職者階級である傍系王族のつながりから、同行者であるメリアデス司教や、実家にはバレていたらしい。 イグレイン(・バーネット) 声 - 斎賀みつき トーラス女学校の生徒。フィリエルの1学年下。剣術の達人。フィリエルより背が高く、雰囲気も大人っぽいが、実際は年下。ロゼリットとは同級で、親しい仲だった。生徒会とは敵対している。ヴィンセントの依頼で、麦穂の乙女祭の剣劇のため、フィリエルに猛特訓を施す。トーラス卒業後は王室近衛連隊として仕官するのが夢。トーラス内では身分は隠されているが、出自は貴族であり、レイディ・マルゴットの姪に当たる。 ユーシスを追うと決めたフィリエルの護衛としてレイディ・マルゴットに呼び出され、近衛連隊への推薦を条件にフィリエルと行動を共にする。結果的に未遂に終わったものの、レイディ・マルゴットからルーンの排除も命じられていたという。 ロゼリット 声 - 木村まどか トーラス女学校の生徒。1学年下。生徒会の命令で、夏至祭のあいだフィリエルの監視役となる。生徒会長のラヴェンナに心酔している。茶色の巻き毛を二つに結い上げている。 レーリア 声 - 安田未央 トーラス女学校の生徒。かつては文芸部に所属し、アデイルとも顔見知り。黒髪で小柄な少女。現在は服飾の方面に目覚め、文芸からは離れている。仲間達と、麦穂の乙女祭の剣劇で使うフィリエルの舞台衣装を制作する。 ラヴェンナ 声 - 幸田夏穂 トーラス女学校の生徒会長。褐色の髪と瞳。アデイルがトーラスを去った後、シスター・レインという後ろ盾を得て、急速にトーラス内にて台頭する。フィリエルの転校初日に彼女を手荒く詰問したあげく、彼女に犬(スパイ)とのレッテルを貼り、トーラス中からのいじめの対象に仕立てる。 養女という境遇からはい上がったところに起因する魅力の持ち主で、ロゼリットのような信奉者も生む一方、その高慢さや、強引で後ろ暗いやり口から敵対者も多い。イグレインからは「小者」「生徒会長の器ではない」と切り捨てられる。シスター・レインの正体は知っており、彼女に忠誠を誓っている。また、彼女から剣を教わっており、腕前はかなりのものと推測される。聖劇では竜退治の英雄を演じた。 リティシア 声 - 中村千絵 トーラス女学校の生徒会副長。灰がかった金髪。常にラヴェンナと行動を共にしている。ヘイラよりはスタイルが良いらしい。 ヘイラ 声 - 大原さやか トーラス女学校の生徒会副長。オレンジがかった金髪。常にラヴェンナと行動を共にしている。聖劇の際は囚われの姫を演じていたが、麦穂の乙女祭の劇ではシザリアに成り代わられていた。 シスター・ナオミ 声 - 山田美穂 トーラス女学校の教師。年配の修道女で、トーラス女学校の真髄である「魅惑」の授業を淡々と進行する。 シスター・レイン 声 - 田中理恵 トーラス女学校の教師。トーラスの卒業生で、成績優秀さゆえに教師として迎えられた。女神の彫像のように美しい容貌のため、生徒からは「慈愛の聖母」とあだ名される。しかし彼女の授業は平板で退屈であるらしい。生徒会の顧問でもある。彼女の正体はアデイルの姉であるレアンドラ・チェバイアット。
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