アメリカ艦隊の出撃
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/19 08:18 UTC 版)
「マーシャル・ギルバート諸島機動空襲」の記事における「アメリカ艦隊の出撃」の解説
アメリカ海軍の第8任務部隊と第17任務部隊は、それぞれ空母1隻と巡洋艦・駆逐艦若干という編制で、アメリカ領サモア増援の海兵隊を乗せた輸送船団を護送し、1942年1月23日にトゥトゥイラ島へ上陸させた。そして2つの任務部隊が合同して、1月25日にパゴパゴ港を出港した。1月28日に分離した2個の任務部隊は、攻撃地点へと向かった。 日本側は1月30日と31日朝、基地航空隊による哨戒を実施していたが、アメリカ艦隊を発見できなかった。第17任務部隊は1月31日に日本軍哨戒機の接近を確認しているが、発見を免れたという。クェゼリン環礁の第6通信隊は、通信解析の結果からアメリカ機動部隊が作戦行動中であると警告したが、軍令部はこの報告を却下した。第6根拠地隊は、1月31日に警戒態勢を第2配備から第3配備へ緩めた。 なお、別行動でウェーク島空襲を目指したアメリカ海軍第11任務部隊は、1月23日のハワイ出撃直後に補給担当の給油艦「ナチェス」が、ハワイ沖監視任務の日本潜水艦伊72に撃沈されてしまったため、作戦を中止した。
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