アメリカ陸軍弾道ミサイル局とは? わかりやすく解説

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アメリカ陸軍弾道ミサイル局

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/19 04:44 UTC 版)

陸軍弾道ミサイル局のロゴマーク

アメリカ陸軍弾道ミサイル局(アメリカりくぐんだんどうミサイルきょく ABMA, Army Ballistic Missile Agency)はアメリカ陸軍にかつて存在した部局。弾道ミサイルおよびロケットの開発を行った。

概要

陸軍弾道ミサイル局は1956年にレッドストーン兵器廠で設立された。この頃、アメリカ合衆国政府は、人工衛星の打ち上げはアメリカ海軍が行うこととし、陸軍には弾道ミサイルの開発にあたるように指示していた。陸軍弾道ミサイル局は事実上、ヴェルナー・フォン・ブラウンが指導しており、V2ロケットの発展型であるレッドストーンミサイルの開発を行っていた。

海軍のヴァンガードによる人工衛星の打ち上げは不調であり、その間にソ連が世界初の人工衛星スプートニク1号を打ち上げた。これを受けて、1958年2月1日、陸軍弾道ミサイル局はレッドストーンの発展改良型であるジュノーI(レッドストーンの発展型であるジュピターCを改良したもの)により、アメリカ初の人工衛星であるエクスプローラー1号ケープカナベラル空軍基地から打ち上げ、これに成功した。

なお、陸軍弾道ミサイル局のうち、宇宙開発関連部局はアメリカ航空宇宙局の発足に伴い、1960年までにそちらに統合された。




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