スプートニクとは? わかりやすく解説

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スプートニク【(ロシア)Sputnik】

読み方:すぷーとにく

随伴者の意》1957年10月4日ソ連打ち上げた史上最初の人工衛星の名。


スプートニク

分類:ロケット
名称:スプートニク/Sputnik(A、SL-1)
打ち上げ国名機関:ソ連
開発機関・会社:ソ連一般機械製作省
運用機関会社:ソ連戦略ロケット軍
打ち上げ場所:バイコヌール宇宙基地
運用開始年:1957年
運用終了年:1958年

スプートニクは、世界で最初の人工衛星(ロシア語でスプートニク)を打ち上げたロケットです。本来は大陸間弾道ミサイル(ICBM)としてセルゲイ・P・コロリョフの手開発され1957年8月最初試射成功してます。このR-7 ICBMが、核弾頭代わりに重さ84kgのスプートニクを載せて1957年10月4日バイコヌール基地から打ち上げられました。当時西側ではこの衛星打ち上げロケットを、「A」あるいは「SL-1」と呼ぶようにしました。Aロケット1957年11月乗せた重さ508kgのスプートニク2の打ち上げにも使われましたが、翌年5月のスプートニク3が最後打ち上げで、以降上段追加したボストーク(A-1、SL-3)やソユーズ(SL-4A-2)、モルニヤ(SL-6、A-2-e)が使われるようになりました

1.どんな形をし、どんな性能持っているの?
スプートニク(A)は、上の方が太い筒形のサステイナー段(ロシア語では「ブロックA」)の回りに、円錐形ブースター段を4本(それぞれブロックB/V/G/D)束ねた形をしています。ブースター段を第1段サステイナー段を第2段と見ることも出来ますが、両段は発射の際同時に点火されブースター段の方が先に燃焼終えますサステイナー段のエンジン推力93トンRD-108ブースター段のエンジン推力99.5トンRD-107で、基本的には同じ設計ロケット・エンジンです。推進剤ケロシン液体酸素で、燃焼室それぞれ四つづつあり、サステイナー段には4基、ブースター段には各2基ずつの姿勢制御用ヴゼニア・ロケットも付属してます。Aロケット全長は29.2m、最大幅は10.3mで、離昇重量267トンなります。空のサステイナー段を含めた衛星軌道投入質量は約8トンなります

2.打ち上げ飛行順序はどうなっているの?
サステイナー段とブースター段の合計5基のエンジンは、秒読みマイナス4秒で同時に点火されます。ブースター段は120秒間燃焼した後、放射状サステイナー段から四方分離されます。サステイナー段はなおも150秒間燃焼続けて衛星軌道速度達成します衛星分離した後、長さ28mのサステイナー段も衛星軌道乗ります

3.どんなものを打ち上げたの?
スプートニク1号スプートニク2号スプートニク3号です。

4.どのくらい成功しているの?
3回衛星打ち上げ成功していますが、スプートニク1号打ち上げ前少なくとも3回衛星打ち上げ失敗あります

5.この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?
ボストークモルニヤソユーズです。


スプートニク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 09:01 UTC 版)

スプートニクロシア語: Спутник)、ロシア語で「付随するもの」から転じて「衛星」の意味。




「スプートニク」の続きの解説一覧

スプートニク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 06:23 UTC 版)

サタスペ」の記事における「スプートニク」の解説

天王寺原発管理兵器の開発を行う機関世界でトップクラス学者たちからなる。メンバー裏切り防止のため、身体爆弾埋められている。

※この「スプートニク」の解説は、「サタスペ」の解説の一部です。
「スプートニク」を含む「サタスペ」の記事については、「サタスペ」の概要を参照ください。

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