スプートニク3号とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 学問 > 宇宙百科事典 > スプートニク3号の意味・解説 

スプートニク3号

分類:人工衛星
名称:スプートニク3号(Sputnik3)
小分類:科学衛星
開発機関・会社:ソ連科学アカデミー
運用機関会社:ソ連科学アカデミー
打ち上げ年月日:1958年5月15日
打ち上げ国名機関:旧ソ連/ロシア宇宙庁(RKA)(現在のロシア航空宇宙局(Rosaviakosmos))
打ち上げロケット:A(SL-1)
打ち上げ場所:チュラタム射場(バイコヌール宇宙基地)
国際標識番号:1958004B

世界初人工衛星スプートニク1号や、世界初生物乗せた衛星スプートニク2号続いてソ連打ち上げた人工衛星が「スプートニク3号」でした。
スプートニク3号は世界で最初計器搭載多目的宇宙研究衛星です。宇宙研究行なうためのさまざまな科学器材が、合計968kg積みこまれていました
打ち上げ使われたのは、ソ連開発した最初ロケットA(SL-1)でした。R7大陸間弾道ミサイルSS-6サップウッド原型にして作られたもので、全長29.2m、尾翼をふくめた直径10.3m、重さ26.7t、灯油液体酸素燃料とするロケットです。スプートニク1号スプートニク2号も、A(SL-1)によって打ち上げられました。

1.どんな形をして、どんな性能持っているの?
重さ1,327kgで、宇宙研究行なうためのさまざまな科学器材積みこまれていました

2.どんな目的使用されるの?
宇宙研究室として使われました。

3.宇宙でどんなことをし、今はうなっているの?
さまざまな科学器材使って計測行ない宇宙に関する研究行ないました。回収されないまま軌道上をまわり続け、やがて地球落下したものと思われます。

4.このほかに、同じシリーズでどんな機種があるの?
スプートニク1号から10号までの機種ありました

5.どのように地球を回るの?
近地点高度214Km、遠地点高度1,896Kmの楕円軌道公転周期105.8分でまわりました。


スプートニク3号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/04 22:48 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
スプートニク3号
所属 ソビエト連邦
国際標識番号 1958-004B
カタログ番号 00008
状態 運用終了
観測対象 上層大気
宇宙空間
打上げ機 スプートニクロケット
打上げ日時 1958年5月15日
消滅日時 1960年4月6日
質量 1327 kg
軌道要素
周回対象 地球
軌道 楕円軌道
近点高度 (hp) 217 km
遠点高度 (ha) 1864 km
離心率 (e) 0.110932
軌道傾斜角 (i) 65.18度
軌道周期 (P) 105.9分
テンプレートを表示

スプートニク3号(スプートニク3ごう、: Спутник-3)は、1958年ソビエト連邦によって打ち上げられた人工衛星。12種類の科学観測装置を搭載し、地球の上層大気や地球近傍の宇宙空間の観測を行った。

概要

スプートニク3号は全長3.57mの円錐で、質量は1327kgだった。12種類の観測機器を搭載し、上層大気の気圧と組成、地球付近の宇宙空間での荷電粒子の分布、宇宙線に含まれる光子重粒子、地球の磁場電場流星物質など、様々な観測を行えた[1]

スプートニク3号の設計作業は1956年7月から開始され、当初は世界初の人工衛星として打ち上げられる予定だった。しかし衛星の開発が難航し、その一方で打ち上げロケットが先に完成したため、簡素な設計の衛星が急遽製造され、先にスプートニク1号として打ち上げられることになった。

スプートニク3号の打ち上げは、1号の打ち上げから7ヶ月後の1958年5月15日に行われた。バイコヌール宇宙基地から発射されたスプートニクロケットは衛星を近地点217km、遠地点1864kmの楕円軌道に投入することに成功した。しかし衛星のテープレコーダーが故障したために観測に大きな制約が生じ、期待されたほどの成果は得られなかった。

運用終了後もしばらく地球周回軌道に留まっていたが、地球の上層大気の抵抗により軌道高度を下げ、1960年4月6日に大気圏に突入した。

参考文献

  1. ^ Sputnik 3”. NSSDC. 2013年1月6日閲覧。
  • Sputnik 3” (英語). NASA - NSSDC. 2008年5月26日閲覧。

関連項目

ウィキメディア・コモンズには、スプートニク3号に関するカテゴリがあります。


スプートニク3号

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/04 09:45 UTC 版)

スプートニク計画」の記事における「スプートニク3号」の解説

詳細は「スプートニク3号」を参照 スプートニク3号は1958年2月3日打ち上げ失敗1958年5月15日打ち上げ成功重量約1327kg。地球物理学研究のための計測器搭載。ただし、テープレコーダ故障しバン・アレン帯計測失敗終わった

※この「スプートニク3号」の解説は、「スプートニク計画」の解説の一部です。
「スプートニク3号」を含む「スプートニク計画」の記事については、「スプートニク計画」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「スプートニク3号」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「スプートニク3号」の関連用語

スプートニク3号のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



スプートニク3号のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
JAXAJAXA
Copyright 2025 Japan Aerospace Exploration Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのスプートニク3号 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのスプートニク計画 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS