フェアリング
フェアリング
空気抵抗低減や揚力低減のための、導風板(整流板)。タイヤの前につけて、走行風がタイヤにぶつかって起こる渦流を防ぐもの。また、オープンスポーツカーでドライバー背後のリヤカウル上面に設けられた整流板は、ヘッドフェアリングと呼ばれる。
フェアリング
自由曲線上の少量の凸凹を滑らかな曲線に修正すること。スムージングともいう。リバースエンジニアリングの観点からは、実体モデルを測定した点群データをスムーズにつなぎ、曲線データや曲面データにする作業。
カウル
空気の抵抗を減らすため車体についているカバー。カウリングと呼ばれることもある。 バイクの場合、たとえ風が吹いていなくても、走行中は前方から風が吹いているのと同じ状態になる。もちろんなくても普通に走ることはできるけど、あれば体に当たる風を減らして疲労を軽減できるのだ。そのため、カウルは風を受け流すカタチをしており、風の抵抗を減らす工夫がこらされている。 また、車体全体のフォルムを紡錘形と呼ばれる流体力学にのっとった形に近づけることで、体積や重量は増えるものの空気の抵抗を減らすことが可能。空気抵抗が減らせればスピードアップにもつながる。現在、コンマ1秒を争うレースの分野ではこのカウルを使用することが常套手段であり必需品となっている。 カウルは、カタチや付ける場所によって名称が細かくわかれている。フルカウルは車体全体がカウルに覆われている状態。各部分の名称で、アンダーカウルはエンジンの下に付けるカウル。レース用のモデルなどに多く見られる。ハーフカウルは、フルカウルからアンダーカウルを取ったものといったイメージ。ビキニカウルは、メーターやヘッドライトのあたりに取り付ける小さめのカウル。テール・リヤ・シートカウルはシートの後方に取り付けるカウルのことをいう。 カウルのことをフェアリングという場合もある。
【関連用語】ウインドプロテクション レーサーレプリカ
フェアリング
フェアリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/03/11 03:15 UTC 版)
フェアリング(Fairing)とは空気抵抗を減らす為に飛行機やオートバイ等に被せる部品。「整形する」といった意味を持つ。
- 1 フェアリングとは
- 2 フェアリングの概要
フェアリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/09/06 21:17 UTC 版)
ペイロードフェアリングは直径5mの複合材製で、ペイロードを収納する部分の容積は110m3である。
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フェアリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 16:29 UTC 版)
第3段の直径増大に伴って直径3mのフェアリングを使用する予定であった。
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フェアリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 03:12 UTC 版)
第2段の上にはペイロード(人工衛星やISSへの貨物など)があり、打ち上げ時にはペイロードを覆う流線型のフェアリングで覆われている。このフェアリングは空気抵抗が無い十分な高度(通常は約150km)に達すると分離されるようになっている。また、中に衛星を格納するスペクトラやシルダといったモジュールを用い、その上にさらに衛星とフェアリングを重ねることで、複数衛星の同時打ち上げに対応する。アリアン5 G+やアリアン5 GSとESは増強型のEPS上段ロケットを使用する。
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フェアリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 03:04 UTC 版)
フェアリングはロケットが上昇中に人工衛星などのペイロードを空気力や空力加熱から保護するために使用されるロケット先端につけられた覆いであり、川崎重工が製造する。H3ではペイロードの大きさに合わせてS型とL型の2種類からの選択となり、L型の容積はH-IIAの4S型の2.3倍、5S型の1.5倍、H-IIBの5S-H型の1.1倍となり大型化されているが、厚さは約40mmで従来品と同等である。H-IIA/Bではいずれのフェアリングも先端が直線的なコーン形状だったのに対して、H3ではより優れた空力形状とするため滑らかな曲線のオジャイブ(ダブルコンター)形状にする。またH-IIA/Bではアルミスキン/アルミハニカムサンドイッチパネル構造であったがH3ではCFRPプリプレグ自動積層スキン/アルミハニカムサンドイッチパネル構造とし、H-IIBの5S-H型では20枚の分割構造だったのに対してH3のL型では8枚の分割構造に簡略化した上でボルトではなく接着接合にすることで、コスト削減と軽量化を同時に達成する。さらに溝と穴を施してハニカム構造に海水を流入させるようにする事で投棄フェアリングを海没させるようにして、従来行っていた船舶との衝突事故を避けるためのフェアリング回収作業をなくす。
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フェアリング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/16 03:27 UTC 版)
コクピットの周囲を覆うフェアリングは、空気抵抗を小さくするために重要である。一方で飛行中にパイロット自身から生じる熱によりパイロットの体力が奪われるため、コクピット内の換気を行うなどして冷却し快適に保つ必要がある。空気の取り入れ口、排気口の位置形状面積などを適切に設定しないと必要以上の空気抵抗の増加を招くため結果的に必要出力の増大を招きパイロットを苦しめることとなる。日本の人力飛行機は鳥人間コンテスト選手権大会を意識した機体が多く、同大会の規則にある緊急時におけるパイロット脱出可能な構造 を実現させるため、強度はコックピットのフレームに全てを持たせ、フェアリング自身は緊急時のパイロットの脱出を考慮してビーズ法発泡スチロール、バルサ、フィルム等の軽量かつ脆弱な材料が使われる。一方、ダイダロスやマスキュレアー2といった世界記録保持機では飛行中にフェアリングが受ける風圧による変形で空気抵抗が増加することを防ぐため、より変形しにくい複合材料が用いられている。
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「フェアリング」の例文・使い方・用例・文例
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