機械工学とは? わかりやすく解説

きかい‐こうがく【機械工学】

読み方:きかいこうがく

機械開発・設計・製作・運転に関して研究する工学一分野。基本部門として、材料力学機械力学流体力学熱力学制御工学などがあり、広い応用部門をもつ。


機械工学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/31 13:25 UTC 版)

機械工学(きかいこうがく、英語: mechanical engineering)とは、機械あるいは機械要素設計製作などから、機械の使用方法、運用などまでの全ての事項を対象とする工学の一分野である[1][2][3][4][5]


  1. ^ Jark-Heinrich, G., & Antonsson, E. K. (Eds.). (2009). Springer handbook of mechanical engineering (Vol. 10). Springer Science & Business Media.
  2. ^ Dixit, U. S., Hazarika, M., & Davim, J. P. (2017). A brief history of mechanical engineering. Switzerland: Springer.
  3. ^ Wickert, J., & Lewis, K. (2020). An introduction to mechanical engineering. Cengage learning.
  4. ^ Bird, J., & Ross, C. (2019). Mechanical engineering principles. Routledge.
  5. ^ 「世界大百科事典」p.474
  6. ^ 材料力学入門 (機械工学テキストライブラリ) 日下貴之 数理工学社 2016-10
  7. ^ Björkdahl, J. (2009). Technology cross-fertilization and the business model: The case of integrating ICTs in mechanical engineering products. Research policy, 38(9), 1468-1477.
  8. ^ 例題で学ぶはじめての塑性力学、日本塑性加工学会(編)、森北出版。
  9. ^ 応用塑性力学―塑性変形の力学と有限要素解析 / 小坂田 宏造【著】、培風館
  10. ^ a b 弾塑性力学の基礎 / 吉田総仁 著 | 共立出版
  11. ^ a b 数値弾塑性力学、冨田佳宏、養賢堂、1994年。
  12. ^ 弾性力学入門-基礎理論から数値解法まで- 竹園茂男(著) 垰克己(著) 感本広文(著) 稲村栄次郎(著)、森北出版
  13. ^ 弾性力学入門-ていねいな数式展開で基礎をしっかり理解する-伊藤勝悦(著)、森北出版。
  14. ^ 大富浩一. (2009). 設計工学の目指すところ: 設計からデザインへ. 日本機械学会論文集 C 編, 75(751), 516-523.
  15. ^ 現代設計工学、石川晴雄 編著、中山良一 著、井上全人 著、コロナ社。
  16. ^ 基礎 機械設計工学(第4版)、兼田楨宏 著、山本雄二 著、2019年、オーム社
  17. ^ (機械系コアテキストシリーズ E-2)機械設計工学、村上存 著、柳澤秀吉 著、2020年、コロナ社。
  18. ^ 長岡一三. (1998). 機械設計製図の授業における試み. 工学教育, 46(4), 2-5.
  19. ^ 荒木勉. (2006). 三次元 CAD 導入に向けての―考察--機械設計製図の分かりやすい授業のために--. 図学研究, 40(Supplement1), 65-66.
  20. ^ 生産工学入門、岩田一明(監修) NEDEK研究会(編著)、森北出版。
  21. ^ (機械系 教科書シリーズ 27)生産工学- ものづくりマネジメント工学 -本位田光重 著、皆川健多郎 著、コロナ社。


「機械工学」の続きの解説一覧

機械工学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/25 04:20 UTC 版)

Q値」の記事における「機械工学」の解説

1自由度のばね-質量系において、Q値機械的抵抗用いて表現できるQ = M K R {\displaystyle Q={\frac {\sqrt {MK}}{R}}} ここで M は質量, K は弾性率で R は機械的抵抗である。ばね-質量系の角振動数用いて、 ω = K M {\displaystyle \omega ={\sqrt {\frac {K}{M}}}} また、別の表現をすれば、 Q = ω M R {\displaystyle Q={\frac {\omega {}M}{R}}} と導出できる。 Qは減衰定数 ζ {\displaystyle \zeta } 、損失率 η {\displaystyle \eta } を用いてQ = 1 2 ζ = 1 η {\displaystyle Q={\frac {1}{2\zeta }}={\frac {1}{\eta }}} と表される。 ここで、周期的に外力作用する強制振動考える。 d 2 x d t 2 + 2 ζ ω n d x d t + ω n x = − F 0 k ω n 2 cos ⁡ ω t {\displaystyle {d^{2}x \over dt^{2}}+2\zeta \omega _{n}{dx \over dt}+\omega _{n}x=-{F_{0} \over k}\omega _{n}^{2}\cos \omega t} この解は、 x = A cos ⁡ ω t + B sin ⁡ ω t {\displaystyle x=A\cos \omega t+B\sin \omega t} となるから、 sin成分cos成分それぞれの係数比較することにより連立方程式立てて解くと、 x = F 0 k 1 { 1 − ( ω ω n ) 2 } 2 + ( 2 ζ ω ω n ) 2 [ { 1 − ( ω ω n ) 2 } cos ⁡ ω t + 2 ζ ω ω n sin ⁡ ω t ] {\displaystyle x={F_{0} \over k}{1 \over {\left\{{1-\left({\omega \over \omega _{n}}\right)^{2}}\right\}^{2}+\left({2\zeta {\omega \over \omega _{n}}}\right)^{2}}}\left[\left\{{1-\left({\omega \over \omega _{n}}\right)^{2}}\right\}\cos \omega t+2\zeta {\omega \over \omega _{n}}\sin \omega t\right]} このとき、共振周波数: ω = ω n {\displaystyle \omega =\omega _{n}} における振動考えると x ( ω n ) = F 0 k 1 2 ζ sin ⁡ ω t {\displaystyle x(\omega _{n})={F_{0} \over k}{1 \over {2\zeta }}\sin \omega t} したがって、 x ( ω n ) = F 0 k Q sin ⁡ ω t {\displaystyle x(\omega _{n})={F_{0} \over k}Q\sin \omega t} なお、静的荷重時の変位x0は、 x 0 = F 0 k {\displaystyle x_{0}={F_{0} \over k}} となるから、共振周波数での振幅との比は、 x ( ω n ) x 0 = Q {\displaystyle {x(\omega _{n}) \over x_{0}}=Q} したがって共振周波数において、振動振幅静的荷重時のQ倍に増大する

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機械工学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/12 15:18 UTC 版)

ジョン・スミートン」の記事における「機械工学」の解説

機械工学分野では、1761年キューにあるキューガーデン揚水機1767年カンブリアのアルストンでの水車水車鋳鉄車軸発明者とされることもある)などを生み出している。1782年ニューカッスル・アポン・タインイギリスで初の5羽の風車 Chimney Mill建設したまた、トマス・ニューコメン蒸気機関改良し1775年コーンウォールのChasewater鉱山にそれを設置した1789年、スミートンはドニ・パパンアイデア応用し潜水鐘圧力をかけた新鮮な空気送り込む仕組み開発した。この潜水鐘はヘクサム建設プロジェクトのために作られたもので、水の中での作業には向いていなかった。1790年、これを改良して水の中作業できるようにし、ラムズゲート防波堤建設使った

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機械工学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 18:26 UTC 版)

安息角」の記事における「機械工学」の解説

ウォームギヤでは4度上で滑り出すことになっている。すなわち、セルフロックを望むときにはねじの角度小さくする必要があり、ウォームホィールからの逆駆動を望むときには複数条のねじにして径を小さくする。ウォームのねじり角が安息角摩擦角)より大きければ駆動は可能である。

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機械工学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 00:53 UTC 版)

ストレーナー」の記事における「機械工学」の解説

機械設備流体中のごみを濾しとる部品には、吸気用の「エアストレーナー」、燃料用の「フューエルストレーナー」、エンジンオイルATF用の「オイルストレーナー」などがある。これらは単に「ストレーナー」と呼ぶこともあるほか、「フィルター」やフィルターを含む部品という意味で「エレメント」と呼ぶこともある。

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機械工学

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/03 04:52 UTC 版)

高調波」の記事における「機械工学」の解説

機械工学でも、例えシンプルな平歯車や直歯傘歯車場合噛み合い振動(回転数×歯数)の他にその高調波発生する。それらを減らすためには平歯車場合斜歯歯車や山歯歯車用い傘歯車場合は斜歯傘歯車や曲歯傘歯車ハイポイドギヤ用いられる。又、例えば歯に損傷がある場合などは回転数依存した大きな振動とその高調波が異常振動として発生する事がある。その他歯車以外でも例え蒸気機関内燃機関等のリンク機構の類では支持部がリンクの振動共振し高調波発生したり、あるいは歯車でない高速回転体でも軸周り共振し高調波が出ることがある

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機械工学

出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 03:59 UTC 版)

名詞

機械 工学 (きかいこうがく)

  1. 機械機械要素機械材料開発設計製作から使用方法運用機構性能などを研究する工学

翻訳


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