カンブリア紀第三期とは? わかりやすく解説

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カンブリア紀第三期

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/08 08:37 UTC 版)

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地質時代 - 顕生代[1][2]
累代 基底年代
Mya[3]
顕生代 新生代 第四紀 2.58
新第三紀 23.03
古第三紀 66
中生代 白亜紀 145
ジュラ紀 201.3
三畳紀 251.902

古生代 ペルム紀 298.9
石炭紀 358.9
デボン紀 419.2
シルル紀 443.8
オルドビス紀 485.4
カンブリア紀 541
原生代 2500
太古代(始生代) 4000
冥王代 4600

カンブリア紀の第三期は、古生代カンブリア紀の3番目の期である地質時代。約5億2100万年前から約5億1400万年前にあたり、この時代に相当する地層はステージ3と呼称される。前の期は第二期、続く期は第四期[出典 1]

ステージ3の基底は三葉虫の最初の出現に対応し[出典 2]、上側の境界すなわちステージ4との境界は三葉虫の属オレネルス英語版レドリキア英語版の最初の出現と対応する[出典 3]

名称

国際層序委員会英語版は公式にカンブリア紀第三期を命名してはいない。ステージ3はシベリアで研究する地質学者の用いるアトダバニアン: Atdabanian)とおおよそ対応する[出典 4]

大谷大学の鈴木寿志は、この時代の日本語表記として第三期を提唱している[出典 5]

生物

知られている中で最古の三葉虫はファロタスピスゾーン (Fallotaspis zone) の始まりで産出するレムダデラ英語版である[出典 6]

脚注

注釈

  1. ^ 基底年代の数値では、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
  2. ^ 基底年代の更新履歴
  3. ^ 百万年前

出典

  1. ^ INTERNATIONAL CHRONOSTRATIGRAPHIC CHART(国際年代層序表)”. 日本地質学会. 2020年4月8日閲覧。
  2. ^ GSSP List ICS”. ICS. 2012年11月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年11月9日閲覧。
  3. ^ GSSP Table - Paleozoic Era”. Geologic TimeScale Foundation. 2012年11月18日閲覧。
  4. ^ “The 13th International Field Conference of the Cambrian Stage Subdivision Working Group”. Episodes 31 (4): 440–441. オリジナルの2014-11-05時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20141105184944/http://www.episodes.co.in/www/backissues/314/440-442%20Confreport-Russia,%202%20(3).pdf# 2012年11月18日閲覧。. 
  5. ^ 鈴木寿志「地質年代区分2012」『日本地質学会第120年学術大会講演要旨(2013仙台)』、日本地質学会、2013年、 doi:10.14863/geosocabst.2013.0_629
  6. ^ Yuan, J.L.; Zhu, X.J.; Lin, J.P.; Zhu, M.Y. (22 September 2011). “Tentative correlation of Cambrian Series 2 between South China and other continents”. Bulletin of Geosciences: 397–404. doi:10.3140/bull.geosci.1274. http://www.geology.cz/bulletin/fulltext/1274_Yuan.pdf 2012年11月23日閲覧。. 





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