バランギニアンとは? わかりやすく解説

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バランギニアン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/18 03:57 UTC 版)

地質時代中生代[* 1][* 2]
累代 基底年代
Mya[* 3]
顕生代 新生代 66
中生代 白亜紀 後期白亜紀 マーストリヒチアン 72.1
カンパニアン 83.6
サントニアン 86.3
コニアシアン 89.8
チューロニアン 93.9
セノマニアン 100.5
前期白亜紀 アルビアン 113
アプチアン 125
バレミアン 129.4
オーテリビアン 132.9
バランギニアン 139.8
ベリアシアン 145
ジュラ紀 後期ジュラ紀 チトニアン 152.1
キンメリッジアン 157.3
オックスフォーディアン 163.5
中期ジュラ紀 カロビアン 166.1
バトニアン 168.3
バッジョシアン 170.3
アーレニアン 174.1
前期ジュラ紀 トアルシアン 182.7
プリンスバッキアン 190.8
シネムーリアン 199.3
ヘッタンギアン 201.3
三畳紀 後期三畳紀 レーティアン 208.5
ノーリアン 227
カーニアン 237
中期三畳紀 ラディニアン 242
アニシアン 247.2
前期三畳紀 オレネキアン 251.2
インドゥアン 251.902
古生代 541
原生代 2500
太古代[* 4] 4000
冥王代 4600
  1. ^ 基底年代の数値では、この表と本文中の記述では、異なる出典によるため違う場合もある。
  2. ^ 基底年代の更新履歴
  3. ^ 百万年前
  4. ^ 「始生代」の新名称、日本地質学会が2018年7月に改訂

バランギニアン(英:Valanginian、バランジュ期)は、1億4020万年(誤差300万年)前から1億3640万年(誤差200万年)前にあたる白亜紀地質時代の一つ。 名称は1853年、Édouard Desorによって命名された。スイスジュラ山脈ヌーシャテルの北にあるバランギンという小さな街に由来している。

層序の定義

バランギニアンは繊毛虫の一種であるCalpionellites darderiが最初に現れる地層を下限としている。2009年の時点でGSSP(国際境界模式層断面と断面上のポイント)はまだ定められていない。上限(オーテリビアンとの境界)はアンモナイトの一種であるAcanthodiscusの産出する層を基準としている。

細分化

バランギニアンはしばしば前期と後期に細分化される。境界となるのはアンモナイトの一種Saynoceras verrucosumが最初に現れる海進のあった層である。

テチス海が存在していた地域において、バランギニアンはアンモナイトに基づいた5つの層に分けられる(新しい時代から古い時代にかけて)。

  • Criosarasinella furcillata
  • Neocomites peregrinus
  • Saynoceras verrucosum
  • Busnardoites campylotoxus
  • Tirnovella pertransiens

この時代の古生物

ダコサウルス
エナリオサウルス
プテロダウストロ
ヒラエオサウルスの発見時の様子


鳥類 Aves

竜盤目 Saurischia

獣脚亜目[2] Theropoda

竜脚形亜目 Sauropodomorpha

鳥盤目 Ornithischia

装盾亜目 Thyreophora

鳥脚亜目 Ornithopoda

翼竜目 Pterosaulia

ワニ形上目 Crocodylomorpha

脚注

  1. ^ a b c d e f g h 生息年代は不確定。
  2. ^ 鳥類を除く
  3. ^ a b この時代からしか見つかっていない。

参考文献

関連項目

外部リンク





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