はい‐ぎょ【肺魚】
ハイギョ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/05 14:26 UTC 版)
ハイギョ(肺魚)は、肺や内鼻孔などの両生類的な特徴を持つ魚で、肉鰭亜綱・ハイギョ下綱に属する。
注釈
- ^ a b Marshall, 1966 には、肺魚55属122種(当時)の一覧が載る。
- ^ Cloutier and Ahlberg, 1996 によれば64属280種(当時)、ただし約125種は歯板のみである。デボン紀は85種以上、三畳紀は45種以上である。
- ^ a b ネオケラトドゥスを除く。
- ^ オーストラリアハイギョは1室、アフリカハイギョ、ミナミアメリカハイギョでは2室が発達。
- ^ 依存度に関しては、内鰓、肺の前後での二酸化炭素と酸素の分圧変化を調査したSzidonら,1969 に詳しい。
- ^ 1932年、Cunninghamらが確認。これを疑問視するFoxonとの議論は、1933年6-8月のNature誌上で展開されている。
- ^ プロトプテルス・アンネクテンスとも書かれる。
出典
- ^ A middle Permian (Roadian) lungfish aestivation burrow from the Rio do Rasto Formation (Paraná Basin, Brazil) and associated U-Pb dating (Heitor Francischini:2018)
- ^ Fooled by Nature - Lungfish - YouTube Animal Planet
- ^ 松井正文「脊椎動物の多様性と系統」、松井正文 編『バイオディバーシティ・シリーズ 7 脊椎動物の多様性と系統』岩槻邦男・馬渡峻輔 監修、裳華房、2006年、2-43頁。
- ^ John Dawes「肉鰭類」、中坊徹次 監訳、甲斐嘉晃・亀甲武志・中山耕至 訳『知られざる動物の世界 2 原始的な魚のなかま』、朝倉書店、2011年、26-35頁。
- ^ 矢野衛「肉鰭綱」「魚類分類表」、松井正文 編『バイオディバーシティ・シリーズ 7 脊椎動物の多様性と系統』岩槻邦男・馬渡峻輔 監修、裳華房、2006年、219-221, 338-340頁。
- ^ 大図鑑 2005, p. 450, 「肺魚」.
ハイギョ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 04:15 UTC 版)
2012年まで飼育されたアフリカハイギョ( Protopterus aethiopicus )は大きな個体で、日本と世界の150か所の水族館を見てきた中村が2007年にブログで感嘆の声を表し、2012年には、胴回りが大人の太ももより太くなっており「間違いなく日本最大」、「日本一の超巨大肺魚」と表現した。体長は1.7メートルあり、「日本最大」といわれていた。事業者の北見市も「アフリカハイギョの大きさは特筆に値する」とプレスリリースで紹介した。このハイギョが大きくなった理由について中村は、他の熱帯魚も大きく育っていることから、温根湯(おんねゆ)の豊富な地下水と良質な温泉水により病気せず育つからと説明している。 この水族館で18年ほど飼育されたアフリカハイギョは、リニューアルした1週間後の2012年7月14日まで生存した。年齢は推定20歳であった。このハイギョの死について、北海道新聞は「水族館のシンボル」と報じ、寿命であることを伝えている。また、中村元(水族館プロデューサー)は「巨大イトウの群と並ぶ、ピンでの大スターだった」とブログに掲載している。このハイギョの死は全国版のニュース番組でも伝えられた。スターであったこの個体はのちに魚拓となり、水族館の壁面に展示された。
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