肉鰭類とは? わかりやすく解説

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にくき‐るい【肉×鰭類】


総き類

同義/類義語:総鰭類, 肉き類, 肉鰭類
英訳・(英)同義/類義語:lobe-finned fish, crossopterygian

動物の分類で、脊索動物門硬骨魚綱亜綱魚類で、現存種ではシーラカンス目のみ。

肉鰭類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 05:07 UTC 版)

肉鰭類(にくきるい、Sarcopterygii)は、硬骨魚類に属する脊椎動物の一群である。


注釈

  1. ^ 四肢類とエルピストステゲ類を姉妹群とする説や、四肢類をエルピストステゲ類の内群とする説がある。本項目では四肢類を含めない化石分類群として扱った。

出典

  1. ^ パーカー 2020.
  2. ^ a b Alfred Sherwood Romer, “Herpetichthyes, Amphibioidei, Choanichthyes or Sarcopterygii?,” Nature, Volume 176, Nature Publishing Group, 1955, Page 126, https://doi.org/10.1038/176126a0.
  3. ^ a b Ricardo Betancur-R, Edward O. Wiley, Gloria Arratia, Arturo Acero, Nicolas Bailly, Masaki Miya, Guillaume Lecointre & Guillermo Ortí, “Phylogenetic classification of bony fishes,” BMC Ecology and Evolution, Volume 17, BioMed Central, 2017, Article number: 162. https://doi.org/10.1186/s12862-017-0958-3.
  4. ^ a b c 矢野衛「魚類分類表」『脊椎動物の多様性と系統』、338-340頁。 
  5. ^ a b c 甲斐嘉晃「脊椎動物(魚類)――水中で多様に進化した分類群」、日本動物学会 編『動物学の百科事典』丸善出版、2018年、92-95頁。
  6. ^ a b c d 矢野衛 著「魚類の多様性と系統分類」、松井正文 編『バイオディバーシティ・シリーズ 7 脊椎動物の多様性と系統』岩槻邦男・馬渡峻輔 監修、裳華房、2006年、46-93頁。ISBN 4785358300 
  7. ^ a b c d e f 松井正文 著「脊椎動物の多様性と進化」、松井正文 編『バイオディバーシティ・シリーズ 7 脊椎動物の多様性と系統』岩槻邦男・馬渡峻輔 監修、裳華房、2006年、2-43頁。 
  8. ^ 田隅本生「脊椎動物における鼻器の進化と多様性」『耳鼻咽喉科展望』第14巻第1号、1971年、9-16頁、doi:10.11453/orltokyo1958.14.9 
  9. ^ 矢野衛「肉鰭綱」、松井正文 編『バイオディバーシティ・シリーズ 7 脊椎動物の多様性と系統』岩槻邦男・馬渡峻輔 監修、裳華房、2006年、219-221頁。
  10. ^ a b c Joseph S. Nelson, “Subclass Dipnotetrapodomorpha,” Fishes of the World (4th ed), John Wiley & Sons, 2006, Pages 462.
  11. ^ Per Erik Ahlberg, “A re-examination of sarcopterygian interrelationships, with special reference to the Porolepiformes,” Zoological Journal of the Linnean Society, Volume 103, Issue 3, Linnean Society of London, 1991, Pages 241–287, https://doi.org/10.1111/j.1096-3642.1991.tb00905.x.


「肉鰭類」の続きの解説一覧

肉鰭類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 14:32 UTC 版)

深海魚」の記事における「肉鰭類」の解説

肉鰭綱属し四肢動物祖先考えられている一群現生種を含むのはハイギョ類シーラカンス類のみ。 シーラカンス目 Coelacanthiformes 生きている化石とも呼ばれ現生種は2種シーラカンス科 Latimeriidaeシーラカンス

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肉鰭類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 14:32 UTC 版)

鰭 (魚類)」の記事における「肉鰭類」の解説

肉鰭類は肉鰭亜網と呼ばれる硬骨魚一種である。それらは肉質耳たぶ状の対鰭有しており、単一の骨で身体繋がっている。肉鰭類のは他のあらゆる魚類異なっており、それぞれ肉厚耳たぶ状の身体から突き出ている。胸鰭臀鰭には四肢のそれを思わせる関節がある。これらのが、四肢有する最初陸生脊椎動物である両生類の肢に進化したとされている。彼らはまた、条鰭亜綱単一背鰭とは対照的に、別々の基底備えた2つ背鰭有するシーラカンス現生する肉鰭類のである。約4億8百万年前デボン紀初期に、ほぼ現在の形に進化した考えられている。シーラカンス移動はその種独特なのである動き回るために、シーラカンスは最も一般的には上昇または下降する水流漂流利用する。彼らは水中での移動安定させるのに対鰭を使う。一方海底ではいかなる種類移動でも対鰭使用されることはない。シーラカンス尾鰭を使うことで急発進するための推力を生みだせる。数が多いため、シーラカンス機動性高くて水中でほぼどんな方向にも体を向けることができる。彼らは逆立ち泳ぎお腹を上にして泳いでいるところも目撃されている。吻側器官シーラカンス電気的知覚与え障害物周辺での動き補助していると考えられている。

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肉鰭類

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 05:44 UTC 版)

脊椎動物」の記事における「肉鰭類」の解説

「肉鰭類の重要な派生形質は、胸鰭腹鰭の間に筋肉層で囲まれ棒状の骨が存在することである」。条鰭類と同様シルル紀登場したデボン紀には沿岸湿地帯のような汽水域多くの肉鰭類が生息しており、肉鰭を泳ぐためのみならず歩くためにも使っていた(現生種も同様)デボン紀終わりまでには多様性減少し現生3系統シーラカンス類ハイギョ類四肢動物)のみが生き残っている。 肉鰭類 シーラカンス唯一の現生属であるラティメリア オーストラリアハイギョ Neoceratodus forsteri 四肢動物

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