扁爪とは? わかりやすく解説

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ひら‐づめ【平爪/×扁爪】

読み方:ひらづめ

霊長類みられる爪。背側堅く平たい爪板があり、付け根爪床から作り出され角質化進んでいない部分が白い半月状をしている。鉤爪(かぎづめ)から変化したもの。


扁爪

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/05 13:04 UTC 版)

オランウータンの扁爪

扁爪(ひらづめ)は平爪とも呼ばれる、扁平な板状で左右にあまり湾曲しないのこと。哺乳類の爪の構造の一つで霊長類にみられ、ヒトの爪も平爪である。

英語でネイル「nail」というのは普通はこの扁爪のことで、肉食の哺乳類爬虫類鳥類などに見られる鉤爪は「claw」、有蹄類に見られるは「hoof」と言う。一方でカモなどの鳥類の平たいくちばしの先端部分が「nail」(英語版)と呼ばれることもある。

構造

鉤爪より薄く、根元から先まではあまり曲がっていない。左右の側が下に湾曲しているが、鉤爪のような二つ折り状態からはほど遠い。指の先端からさほど突き出さず、あまり伸びると折れやすくなる。

役割

指先の保護が主な役割であるが、えぐったり掻いたり、さしたり削ったりする役割も担っている。

またサルや人間に特徴的な、指先で他物を操作する(つまむ、握る)動作の際に、接触の圧によって指先の肉が指先方向にずれるのを防ぎ、操作の精度を高めるのに役立っている。

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