他の爪との違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/31 05:10 UTC 版)
扁爪や鉤爪と比べると厚くて大きく、固い。指先を幅広く被って前に突き出している。 扁爪が指先の保護器官、鉤爪がひっかけるための器官であるのに対し、蹄は歩行の補助、すなわち土を蹴るための器官として使われる。これを持つ群では、進化の傾向として蹄のみが地面について体を支え、残りの指やかかとは高く地面から離れる。また指などの簡略化がすすみ、骨数や指数の減少を起こす。その結果として地面を速く走ることに優れるが、指を使った細かい操作などはできなくなっている。 蹄を持つ現生哺乳類は以下の通り。これらをまとめたものとして有蹄類という語もある。 ゾウ目 (長鼻目) ジュゴン目 (海牛目) ウマ目 (奇蹄目) イワダヌキ目 (岩狸目) ツチブタ目 (管歯目) ウシ目 (偶蹄目)
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