橈骨動脈とは? わかりやすく解説

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とうこつ‐どうみゃく〔タウコツ‐〕【×橈骨動脈】

読み方:とうこつどうみゃく

肘窩上腕動脈から分かれる動脈一つ前腕親指側を橈骨沿って下行し、手掌尺骨動脈の深掌合流して深掌動脈弓形成する。脈をとるときに触れる。


橈骨動脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 07:19 UTC 版)

動脈: 橈骨動脈
英語 Radial artery
ラテン語 arteria radialis
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
起始
上腕動脈   
分岐
前腕:
橈側反回動脈
掌側手根枝
浅掌枝.

手根:
背側手根枝
第一背側中手動脈

:
母指主動脈
示指橈側動脈
深掌動脈弓
静脈
橈骨静脈
MeSH Radial+Artery
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橈骨動脈(とうこつどうみゃく)は、ヒト肘窩から手にかけて走行する動脈解剖学的名称である。

接続

上腕動脈から橈骨に沿って走行し、手掌で尺骨動脈と接続する。

支配領域

前腕から手にかけてを栄養する。側副血行路として尺骨動脈がある。

臨床的意義

上肢の末梢にある動脈であるため、様々な処置に於いて「アクセスしやすい」「止血しやすい」など、患者・治療者双方に於いて管理が容易である事から、以下の場合に本血管が使用される。

  • 脈拍の触知。手で橈骨動脈の触知が可能である場合、血圧は概ね80mmHg以上である事が経験的に知られている。東洋医学に於いては橈骨動脈を指3本で軽く抑える事で強弱・浮沈・速さを診る。
  • 観血的血圧測定のためのカテーテル留置や血液ガス分析の際の採血
  • 人工透析のためのシャントを造設

ただし、橈骨動脈は細いため、こうした処置をするに先立って「アレンのテスト」をし、側副血行路が機能している事を確認する事が望ましい。

  1. 処置を行う手を堅く握ってもらい、術者が両手で患者の手の血液を中枢側へ絞る。
  2. 手の血色が無くなったら、橈骨または尺骨動脈を術者が閉塞させた状態でゆっくりと手を開く。

いずれに於いても迅速に手の血色が戻るのが正常である。

関連項目

外部リンク


橈骨動脈

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/05 14:17 UTC 版)

動脈ライン」の記事における「橈骨動脈」の解説

側副血液循環良好であり、挿入技術的に容易であることから動脈測定に最も一般的に用いられる

※この「橈骨動脈」の解説は、「動脈ライン」の解説の一部です。
「橈骨動脈」を含む「動脈ライン」の記事については、「動脈ライン」の概要を参照ください。

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