肘窩とは? わかりやすく解説

ちゅう‐か〔チウクワ〕【×窩】

読み方:ちゅうか

肘(ひじ)の反対側、腕の内側にある浅いくぼみ。

肘窩の画像

(肘窩 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/24 06:02 UTC 版)

肘の関節
ラテン語 articulatio cubiti
英語 elbow
器官 運動器
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(ひじ、肱、臂)は、人間の移行部で、上腕と前腕を繋ぐ肘関節(ちゅうかんせつ)と、これらを取り巻く筋や腱のことを指す。におけるに対応する。狭義には、腕を折り曲げたときに外側になる部分を指す。

概要

後面に尺骨上端部の肘頭があり、曲げると突出する(ファニーボーン)。前面には肘窩(ちゅうか)と呼ばれる浅い窪みも見られ、静脈注射にしばしば利用される。皮静脈がはっきりしているためである。

肘関節は上腕骨橈骨、尺骨の間に存在する関節である。その屈伸を行うのは、主に上腕骨と尺骨間である。

その他

  • 肘のような形状(特に直角に曲がった形)のことも肘と称される。
  • 膝枕は膝頭の上の腿を枕にすることだが、肘枕(ひじまくら)は肘を曲げての上に頭を乗せて寝ることである。膝枕と異なり、自分専用である。他人を寝かせるときは腕枕(うでまくら)を使う。
  • 肘鉄砲、肘鉄とは肘で突きのける動作を指す。転じて誘いをはねつけること。
  • 肘当てとは洋服の肘の部分を補強する当て布を指す。
  • 肘掛けとは、肘をもたせかける部分を指す。脇息イスを参照。
  • 肘笠は、肘を笠の代用にすること。
  • 肘笠雨といえば、にわか雨を指す。
  • 肘は拳と比較すると鋭くて硬く、打撃に使用する部位としては非常に優れている。詳細は肘打ちにて解説。
  • 肘をぶつけた時にビリビリと電気が走ったようになるのは、骨や筋肉に守られていない場所に尺骨神経が走っているので、ぶつけた際に刺激が直接神経に伝わるため[1]

脚注

  1. ^ 『大人も知らない?ふしぎ現象事典』2021年 マイクロマガジン社 120頁

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