叉手とは? わかりやすく解説

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さ‐しゅ【×叉手】

読み方:さしゅ

腕を組むこと。転じて手出しをしないこと。拱手(きょうしゅ)。

しゃしゅ(叉手)


さ‐す【×手】

読み方:さす

「さしゅ(叉手)1」に同じ。

「—して首を伸べて」〈太平記一〇


さ‐で【×叉手】

読み方:さで

叉手網(さであみ)


しゃ‐しゅ【×叉手】

読み方:しゃしゅ

仏教で、合掌に次ぐ礼法礼拝のとき、握った右手左手でおおい、またはその逆をし、胸に当てる

両手の指と指を組み合わせること。

「—してじっしりと落ち着き」〈洒・里靏風語〉


叉手

読み方:サス(sasu)

両手組み合わせること


叉手

読み方:サデsade

手もとを狭く浅く前方深く広くした網。

別名 小網


叉手

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/08 07:05 UTC 版)

叉手(さしゅ)とは中国をはじめ東アジアに伝わる所作である。貴人をはじめ神仏などへの敬意の所作であり、立った姿勢で両手を胸のまえで重ねるようにして表す。

かたちは時代または地域や民族宗派によってもわずかに異なり、かるく背を折るもの,かるく膝を折るもの,片手を握りこむもの,親指を挿し交わすもの,両肘を開くもの,腕組みに似た手の重ねかたのもの,など様々である。

叉手ははじめ中国の民間から起こった所作であり、俗習であったものがのちに貴人などに広まり、やがて宗教を通して外国まで伝わったものである。

韓国や日本でも手を体の前で重ねる所作をとることがあるので、叉手の影響を受けている可能性は考えられるが、その上で各国それぞれの国民性のなかで発達したものだと見るのがよいであろう。

とくに日本の場合、叉手を直接的に知る人は少なく、女性などが体の前に手を重ねることについては、女性自身「肩が丸くみえる」といった動機のあることから、容姿のまとまりとしての仕草に近いものであるとも考えられる。

宗教では主に仏教、禅などによく知られている礼法である。




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