投石
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投石
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/21 05:13 UTC 版)
投石(とうせき)とは、石を投げること。飄石(ずんばい、づんばい)とも。投石機やスリング等の指摘がない限り、ヒトが人力で投げることを指す。その用途は、直接的な攻撃から挑発・脅し、威嚇、遊び、悪戯に至るまで多様である(後述)。
- ^ アルフレッド・W・クロスビー 『飛び道具の人類史―火を投げるサルが宇宙を飛ぶまで』
- ^ 例として、石打漁も投石による狩猟(漁業)の一つであり、「一石二鳥」の四字熟語も投石による狩猟文化にちなむ。
- ^ 池上俊一『図説騎士の世界』(河出書房新社、2012年)p.36.
- ^ 同時に線路際の雑草や木の枝が窓に当たらないようにする役目も併せ持つ。
- ^ 列車への投石理由は様々ある。「乗客を驚かせる」ことを目的とするもの、鉄道用地を不法に使用して「注意された際の反抗」とするもの、遊牧民などが大切にしていた「家畜を列車に轢き殺されたことを理由に仕返し」とするもの、列車の「運行態度に不満」が溜まった際に行うもの、列車の「警笛や走行音が気に入らない」こと、「楽しいから」「スリルがあるから」というような単純な理由により行うもの、サッカーなどスポーツチームの過激なサポーターやその野次馬が試合相手の選手やサポーターが乗車の列車に対し行うもの、「特定の鉄道車両が気に入らないから」というような個人の考えによるなど、内容は多岐にわたる。これらはどれも危険な行為であり、投石が列車の窓を破り乗客や乗務員を負傷させることが幾度となく起きている。そのため、列車への投石が社会問題となっている国家の中には、鉄道職員が投石を行う人にその行為をやめるように促す活動が続けられている。なお、インドネシア鉄道会社が列車に投石をした人の内訳を調査したところ、およそ3分の2の人は何らかの精神疾患を持っていたという結果報告もある。
- ^ 原田実『捏造の日本史』(河出書房新社、2020年) pp.218 - 219.
- ^ 朝日新聞 2020年7月7日(火曜)付、国際版・5頁。約300人による投石・素手による乱闘の末、インド人将校が投石により死亡。
- ^ 鈴木棠三・広田栄太郎編 『故事ことわざ辞典』(東京堂出版、1956年) p.50.
- ^ 丸島(2013)pp.210-211
- ^ 水戸計『江戸の大誤解』(彩図社、2016年)p.65.
- ^ 佐賀県基山村で小作人が地主を襲撃『福岡日日新聞』大正14年10月20日夕刊(『大正ニュース事典第7巻 大正14年-大正15年』本編p203 大正ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊、1994年)
- ^ 特に目覚まし時計が発明される以前の時代では、モーニングコールの代わり(目覚まし代行)として、外から窓に向かって、ガラスが割れない程度に投石する(「ノッカー・アップ」)。
- ^ 「(伏兵がいそうな場所に)弓・銃・つぶてを入れ、鬨の声を上げ、狩り立てる」。『上泉信綱伝新陰流軍学「訓閲集」』(スキージャーナル株式会社、2008年)p.140.また巻5「攻城・守城」内の「城を守るの法」では、石を備えさせる記述がある(前同p.170)。
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