暴動
(暴徒 から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/25 19:16 UTC 版)

暴動(ぼうどう、英: riot)とは、多数の市民・民衆が集合的に暴行・脅迫・破壊などの暴力的な活動を行うことである[1]。
分類
基本的に群衆が単に何らかの対象に対して集団的な暴力・脅迫を行う暴動は「騒乱」「騒擾(そうじょう)」と呼ぶ。これに対し、違法な手段によって国家の制度組織を破壊し変革する目的を持った大規模かつ組織的な暴動は「内乱」と呼ぶ。内乱が戦闘の形態となったら内戦となり、国家を代表する統治機関の政治権力を奪取することに成功すればクーデター・革命と呼ばれる。
特徴
多くは、議会や首長の投票や候補者の身の安全にかかわる問題、暗殺未遂などを発端に、なんらかの政治的要求ないしは経済的要求を標榜するが、指導者が不在であることが多いため体制側が警察・軍隊を出動させ暴動鎮圧を図ることによって、急速に沈静化していくことが多い。
また、デモやイベントなどでのトラブルにより、小規模な「暴動」が発生する場合もあるが、それが翌日にまで引き継がれる事は少ない。明確な指導者が不在であること(成り行きで起き、扇動者は不明に等しい)、参加者が多数であることなどのため、暴動を起こした(参加した)側の責任が厳しく追及されることはほとんどない。
現在の日本は諸外国に比べて比較的暴動は起きにくいとされている。しかし、それは外見的な話であり、オウム真理教が地下鉄サリン事件を引き起こした事に代表されるように暴動や革命を起こせるだけの組織は潜在的に存在し、様々な組織が公安警察の視察下に置かれている。日本の場合は「消極的なテロ」という形で表面化する。
日本国内では暴動を起こした場合、まず騒乱罪(1995年までは「騒擾罪」)に、さらに付随的に暴行罪・傷害罪・脅迫罪・器物損壊罪・現住建造物等放火罪・火炎びん処罰法違反・建造物侵入罪・公務執行妨害罪・凶器準備集合罪・暴力行為等処罰法違反などに問われる可能性がある(内乱を起こした場合、内乱罪となる)。
スポーツにおける暴動
スポーツ競技の試合においては、審判の判定や試合内容に対する不満などが原因となって観客が暴徒と化し、暴動に至るケースがみうけられる。
このようなケースは、海外においてはサッカーの試合において多く見られ、暴徒達はフーリガンと呼ばれる。
日本でのスポーツにおける暴動
日本においては、かつては野球(インブリー事件、木戸美摸投手負傷事件など)や競馬(園田事件など)において暴動が発生するケースがあったが、近年はあまり見られない(番狂わせを参照のこと)。
著名な暴動
世界の暴動
- ニューヨーク徴兵暴動(1863年、アメリカ合衆国)
- ヘイマーケット事件(1886年、アメリカ合衆国)
- 東ベルリン暴動(1953年、東ドイツ)
- ポズナン暴動(1956年、ポーランド)
- ワッツ暴動(1965年、アメリカ合衆国)
- 六四天安門事件(1989年、中華人民共和国)
- ロス暴動(1992年、アメリカ合衆国)
- 1997年アルバニア暴動
- 2005年パリ郊外暴動事件(フランス)
- クロナラ暴動(2005年、オーストラリア)
- ムハンマド風刺漫画掲載問題(2005年、中東)
- モルドバ暴動(2009年)
- イギリス暴動(2011年)
- ストックホルム暴動(2013年)
- チリ暴動 (2019年-2020年)(2019年)
- 2020年ミネアポリス反人種差別デモ (2020年、 アメリカ)
- 2021年アメリカ合衆国議会議事堂襲撃事件(2021年)
日本の暴動
暴動及び鎮圧に用いられる非致死性兵器等
脚注
関連項目
- 食糧暴動 - 食料不足に起因して行われた暴動。米騒動、小麦粉戦争
外部リンク
暴徒
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/05 07:44 UTC 版)
今回の敵勢力で、前述の通りテロリストと正規軍の反乱部隊の混合。多くの兵器を使用しSCARに立ち向かう。なお、本作では人間のボスキャラクターは存在せず、ボスはすべて兵器である。敵兵についての公式発表がないため、外見などから判断した名称で紹介。 民兵 テロ組織に所属する民兵。腕に刺青を入れている。帽子やバンダナをつけたり覆面をかぶるものなど、複数のパターンが存在する。アサルトライフルを装備している。 アーケードモードでは接近攻撃がメインで大勢で現れては銃床で殴りつけてきたり近距離で発砲してきたりする。また、手榴弾を投げながら接近することもある。しばらくすると逃げてしまう兵士もいる。ステージ3のみ登場しない。 ストーリーモードではステージ1ではアルマダ刑務所を集団で襲撃、刑務官にナイフを突き付け、他の刑務官の動きを封じ込めようとする。デルタチーム登場後は、接近攻撃をする。正規軍反乱兵と比べて軽装なためか耐久力が低い。こちらもステージ3のみ登場しない。 正規軍反乱部隊 正規軍でありながらテロリストと結託し暴動に参加した反乱部隊。一般兵 ボディーアーマーとヘルメットを身に着けている。アサルトライフルで攻撃してくるが、一部の兵士は手榴弾を使用する。 ステージ3冒頭の狙撃シーンなど、遠方から攻撃してくる兵士はスナイパーライフルを装備している。 特殊兵 ストーリーモードで新たに登場。レーザー機銃を装備している。一般兵と比較し、軍服の色およびヘルメットの形状が異なり、耐久力が高い。 遠方から攻撃してくる兵士は、スナイパーライフルタイプのレーザー銃を装備するほか、ステージ2の中盤ではグレネードランチャーを使用する者もいる。 パウロ・ゲラ 今回の暴動を指揮している男。アメリカの支援の元、急激な経済発展を迎えた某国の現状を打破する目的で、今回の暴動を引き起こした。 アーケードモードでは顔のデータと名前のみ判明しており、実際に登場することはない。ステージ3でアジトを破壊した時に死亡したと思われていた。 ストーリーモード冒頭ではアルマダ刑務所に収監されていたが、暴徒の協力によって脱走。その後、暴徒を指揮し首都を制圧している。テレビ局やラジオ局を利用した演説も行っている。 ステージ2の冒頭ではアルマダ刑務所に戻って指揮していたが、ステージ3以降は首都にあるビルの1つに移動したと見せかけていた。 ステージ4のジラソール工場跡最下層で、アメリカを攻撃するために用意したミサイルに拉致したハントを縛り付け、SCARを待ち構えていた。 パウロ・ゲラの最終目標はアメリカ製のミサイルを用い、アメリカを殲滅することであった。 最後はアルマドゥーラという名の兵器に自ら乗り込んでSCARと最後の決戦を行うものの、操縦席を狙撃され散った。
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「暴徒」の例文・使い方・用例・文例
- 警察は暴徒を大通りから排除した
- 怒って暴徒と化した労働者たち
- 警察は暴徒を鎮めることができなかった
- 暴徒支配
- 暴徒の攻撃に催涙ガスで応戦する
- 現場の記者は暴徒化したスポーツファンに襲われた
- 暴徒が政府軍の兵士を何人か撃った。
- 彼らは直ぐに暴徒化する。
- 暴徒は広場から強制的に排除された。
- 暴徒たちはドアをめちゃめちゃに打ち砕いた.
- 彼は暴徒と掛かり合いになっていた.
- 暴徒を駆り立てる[鎮める].
- 警官隊はまもなく暴徒を静まらせた.
- 暴徒化した群衆.
- 暴徒が町を暴れ回った.
- 車は暴徒によってめちゃめちゃに壊された.
- 暴徒は警察によって制圧された.
- 暴徒を抑える.
- 警察官は武装した暴徒の攻撃に備えて武器を供与された.
- 暴徒がその彫像をハンマーで粉々に砕いた.
暴徒と同じ種類の言葉
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