こめ‐そうどう〔‐サウドウ〕【米騒動】
米騒動
米騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/23 09:49 UTC 版)
米騒動(こめそうどう)は食糧騒擾(農牧産物の消費者の騒擾)の一種である。ヨーロッパでは食肉暴動などもあるが、一般に穀物・パン・麦粉など穀物関係の騒擾が最も多い。必需品である上に保存が効くため、買い占めて値を吊り上げるのに格好だからである。したがって米食が基本の東アジア・モンスーン地帯では米騒動が主で、日本はその典型である[1]。
注釈
出典
- ^ 井本三夫監修・歴史教育者協議会編『図説 米騒動と民主主義の発展』民衆社、2004年12月1日、20頁頁。
- ^ 井本三夫『米騒動という大正デモクラシーの市民戦期 ーー始まりは富山県でなかった』現代思潮新社(2018年12月)、20頁
- ^ 井本三夫編『米騒動・大戦後デモクラシー百周年論集 Ⅰ』集広社、2019年3月5日、19~30頁頁。
- ^ a b c 『食料争奪』 柴田明夫 日本経済新聞出版社 2007年
- ^ 『アジアで食料価格高騰、貧困層に大打撃』 2008年2月12日付配信 AFP
- ^ (参考1)世界の米需給の現状(主要生産国、輸出国等)|農林水産省
- ^ a b c d 「世界的なコメ危機の実態 背後に潜む問題点とは何か」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年5月14日付配信
- ^ a b c d 『「コメ騒動」拡大中 1年で70%の価格高騰』 2008年4月11日付配信 フジサンケイビジネスアイ
- ^ a b c d 『コメ価格高騰、タイの平和な農村でコメ泥棒多発』 2008年4月10日付配信 AFP
米騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 01:07 UTC 版)
1917年(大正6年)のロシア革命に端を発して、同盟国のイギリスやアメリカの要請を受けて寺内内閣により第一次世界大戦終結直前の1918年(大正7年)7月12日にシベリア出兵宣言が出されると、需要拡大を見込んだ商人による米の買占め、売惜しみが発生し米価格が急騰した。 そのような中、富山県で発生した米問屋と住民の騒動は瞬く間に全国に広がり(米騒動)米問屋の打ち壊しや焼き討ちなどが2ヶ月間に渡り頻発した。
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米騒動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/22 21:24 UTC 版)
明治45年、冷害で米不作のため米価が暴騰、民衆が米屋を襲う「米騒動」が続発する。恩師・渡辺海旭が開発した浄土宗労働共済会の手伝いでスラム地区に出入りしていた長谷川良信は、その窮状を知り、この年の7月、同級生18名とこれに賛同する同級生とともに米屋の調査を行い、南京米ならば安価であることを聞きつけ、恩師の示唆、学友・知人の協力により南京米の買い付けに成功し、8~9月の2ヶ月間、両国回向院、新宿大宗院、小石川伝通院の三か所で、廉売会を開催する。
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