米騒動とは?

Weblio 辞書 > 同じ種類の言葉 > 社会 > 社会運動 > 騒動 > 米騒動の意味・解説 

こめ‐そうどう〔‐サウドウ〕【米騒動】

米価暴騰きっかけとする民衆暴動。特に大正7年(1918)、富山県魚津町で起こったもの全国的に広まり、軍隊出動して鎮圧した。この事件寺内内閣総辞職した。


こめ‐そうどう ‥サウドウ 【米騒動】

〔名〕 米価暴騰によって発生する民衆暴動近代では、明治二三年(一八九〇)、同三〇年、大正七年一九一八)に起こっているが、特に大正七年騒動富山県魚津に端を発し、労働者農民主力として全国民運動にまで波及軍隊出動によって鎮圧された。


米騒動

軍事費拡大シベリア出兵などによる物価高騰、特に米の異常な値上がり公憤した、富山県魚津主婦たちが、米の積み出しを阻んだ事件
テレビはなく、ラジオ普及してない時代のことでしたが、口コミで伝わって全国的伝播しました新聞が、事件だけでなく、事件発生背景などもくわしく解説して報道したので、ただちに報道管制がなされましたが、たちまち43都道府県広がり43市、187町、206発生した民衆運動寺内正毅内閣倒れ最初本格的政党内閣とされる原敬内閣誕生しました
多数被差別部落人々参加し、政府融和政策着手する契機となるとともに、全国水平社創立遠因ともなりました。

米騒動

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/04 03:51 UTC 版)

 米騒動(こめそうどう)は食糧騒擾(農牧産物の消費者の騒擾)の一種である。欧州では食肉暴動などもあるが、一般に穀物・パン・麦粉など穀物関係の騒擾が最も多い。必需品である上に保存がきくから、買い占めて値を吊り上げるのに格好だからである。したがって米食が基本の東アジア・モンスーン地帯では米騒動が主で、日本はその典型である[1]。商人の存在は都市の発生と共に古く、農畜産物を商品化する階級を掣肘する政治勢力が無ければ食糧価格があがり騒擾が起るから、食糧騒擾は古代からあった。殊に地中海世界は暖気の雨量が少ないため穀作に適せず、葡萄酒や陶磁器などの商工生産物の貿易によって黒海方面などから穀物を輸入する都市文明として栄えたが、遠路の輸入経路に乱れが生ずると支配的な商工階級が穀価を吊り上げるのを抑える政治勢力が居なかっかた。ギリシャ(殊にアテネ)やローマはその典型であったが、中世末のイタリア北半や近世初頭のフランドルもそうであった。毛織物業で栄え商工業者が支配する都市国家で穀物を輸入に依っていたからである。これ等の都市国家の例を別にすれば食糧騒擾は一般に、王権の衰える封建制末期に始まり、市民革命の前後に多い。ブルジョワジーが支配的になっているが、まだ第一次産業が中心なので投機の主要な対象が穀物になるためである。


  1. ^ 井本三夫監修・歴史教育者協議会編『図説 米騒動と民主主義の発展』民衆社、2004年12月1日、20頁。
  2. ^ 井本三夫『米騒動という大正デモクラシーの市民戦期 ーー始まりは富山県でなかった』現代思潮新社(2018年12月)、20頁
  3. ^ 井本三夫編『米騒動・大戦後デモクラシー百周年論集 Ⅰ』集広社、2019年3月5日、19~30頁。
  4. ^ a b c 『食料争奪』 柴田明夫 日本経済新聞出版社 2007年
  5. ^ 『アジアで食料価格高騰、貧困層に大打撃』 2008年2月12日付配信 AFP
  6. ^ (参考1)世界の米需給の現状(主要生産国、輸出国等)|農林水産省
  7. ^ a b c d 「世界的なコメ危機の実態 背後に潜む問題点とは何か」『日経ビジネスオンライン』日経BP社、2008年5月14日付配信
  8. ^ a b c d 『「コメ騒動」拡大中 1年で70%の価格高騰』 2008年4月11日付配信 フジサンケイビジネスアイ
  9. ^ a b c d 『コメ価格高騰、タイの平和な農村でコメ泥棒多発』 2008年4月10日付配信 AFP
  10. ^ 大原クロニカ
  11. ^ そもそも「騒動」という言葉は「多人数が騒ぎ立てることで秩序が乱れる」ことを指し、暴動の有無と関係のない言葉である。


「米騒動」の続きの解説一覧



米騒動と同じ種類の言葉


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「米騒動」の関連用語

米騒動のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



米騒動のページの著作権
Weblio 辞書情報提供元は参加元一覧にて確認できます。

  
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
財団法人和歌山県人権啓発センター財団法人和歌山県人権啓発センター
Copyright (C) 2021 財団法人和歌山県人権啓発センター All rights reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの米騒動 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2021 GRAS Group, Inc.RSS