報道管制とは? わかりやすく解説

報道管制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:53 UTC 版)

ダグラス・マッカーサー」の記事における「報道管制」の解説

詳細は「プレスコード」を参照 いわゆるバターン死の行進』のアメリカ本国の報道管制を激しく非難したマッカーサーであったが、日本統治では徹底した報道管制を行っている。バギオ戦犯として山下逮捕され直後9月16日日本の新聞各紙一斉に比島日本兵暴状」という見出しで、フィリピンにおける日本兵残虐行為に関する記事掲載された。これはGHQ発表掲載したもので、山下裁判前にその意義日本国民知らしめ、裁判は正当であるとする周到な世論工作であった毎日新聞森正蔵東京本社社会部長)によれば、これはマッカーサー司令部から情報局通じて必ず新聞紙掲載するようにと命令され記事にしない新聞発行部数抑制する脅迫されていたという。 実際に朝日新聞はこのGHQ指示について、「今日突如として米軍がこれを発表する至った真意はどこにあるかということである。(連合軍兵士による)暴行事件発生と、日本軍非行発表とは、何らかの関係があるのではないか」と占領開始以降頻発していた連合軍兵士による犯罪と、フィリピンにおける日本軍暴虐行為報道指示との関連性を疑う論説記事入れたところ、マッカーサー朝日新聞1945年9月19日20日2日間の発行停止処分としている。 その後マッカーサー昭和天皇の初面談の際に撮影され写真掲載され新聞について、内務大臣山崎巌畏れ多いとして新聞販売禁止処分をとったが、連合国軍最高司令官総司令部SCAPマッカーサー職名最高司令官、つまり彼のこと) の反発を招くことになり、東久邇宮内閣退陣理由のひとつともなった。これをきっかけとしてGHQは「新聞言論の自由に関する措置」(SCAPIN-66)を指令し日本政府による検閲停止させ、GHQ検閲を行うこととし日本報道支配下置いたまた、連合国中立国記者のために日本外国特派員協会創設指示したマッカーサー日本マスコミ対す方針如実に表しているのは、同盟通信社が行った連合軍批判的な報道対し1945年9月15日アメリカ陸軍対敵諜報部民間検閲主任ドナルド・フーバー大佐が、河相達夫情報局総裁大橋八郎日本放送協会会長古野伊之助同盟通信社社長呼びつけ申し渡し通告であるが「元帥報道の自由強い関心持ち連合軍もそのために戦ってきた。しかし、お前たち報道の自由逸脱する行為行っており、報道の自由に伴う責任放棄している。従って元帥はより厳し検閲指令された。元帥日本対等とは見做していないし、日本はまだ文明国入りする資格はない、と考えておられる。この点をよく理解しておけ。新聞ラジオ対し100%検閲実施する。嘘や誤解を招く報道連合軍対すいかなる批判絶対許さない」と強い口調申し渡している。

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報道管制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/18 17:41 UTC 版)

林彪事件」の記事における「報道管制」の解説

この林彪事件は、上記のように事件からしばらくの間は、その概要けが人解放軍中国共産党政府内の一部人間にのみ伝えられたことや、ほとんどの西側諸国マスコミ国外追放追い込んだ文化大革命真っただ中起こったことから、西側だけでなく東側諸国を含む殆どのマスコミ機関は、事件の詳細だけでなく、事件そのもの発生すら正確に報じることが出来なかった。

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報道管制

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 01:25 UTC 版)

六四天安門事件」の記事における「報道管制」の解説

戒厳令布告受けて厳しい報道管制が敷かれ日本イギリス西ドイツなどの西側諸国テレビ局による生中継のための回線中国共産党によって次々と遮断されいたものの、アメリカ合衆国CNN は、依然として世界各国向けた生中継続けていた。 これに業を煮やした中国共産党の上層部は、CNN生放送行っていた最中現場係官警察官派遣して放送中止するよう要求したが、テレビカメラ回り続けていたために、特派員バーナード・ショーCNNスタッフ係員やり取りも、そのまま生中継され中国共産党による報道管制の実態世界中発信された。 なおその後西側メディアによる報道は、主にビデオテープ収録による録画中継と、固定電話公衆電話使用した音声による生中継によって行われるようになったまた、民主化推進派が香港台湾など、国外民主化推進派の支援者メディアに対してファクシミリ使って北京市内や政府内部状況逐一報告していたといわれている。

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