げん‐じん【原人】
原人
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/15 00:26 UTC 版)
原人(げんじん)は、ホモ属に属する化石人類の一群を指す俗称(Homo erectus)。
人類が猿人から、原人、旧人、新人と進化したとする仮説を念頭に置いた呼称であるが、旧人(ホモ・ネアンデルターレンシス)から新人(ホモ・サピエンス)が進化したという仮説は間違いだったことが明らかになっているため、これらの用語の使用には慎重になる必要がある。原人と新人の中間に旧人段階があったという仮説に基づくと、ホモ・サピエンスの直接の祖先のうち新人に進化する直前の人類(古代型サピエンスやプレサピエンスと呼ばれることもあるが学術的な名称はつけられていない)が本来の意味での旧人に該当することになる。[1]
原人に属する種
厳密な定義はないが、原人は、現在の分類ではホモ属から新人段階であるホモ・サピエンスと、ホモ・ネアンデルターレンシス、ホモ・ローデシエンシス、ホモ・ヘルメイ等の旧人段階の人類種を除いたものに相当する。おおよそ以下の種を含む。時代的にも形体的にも多岐にわたる。
- ホモ・アンテセッサー
- ホモ・エレクトゥス - ジャワ原人、北京原人を含む。
- ホモ・エルガスター
- ホモ・ハイデルベルゲンシス - ヘイデルベルク原人(単にハイデルベルク人と言うことが多い)旧人説もある。
- ホモ・ハビリス - ハビリス原人。
- ホモ・フローレシエンシス - フロレス原人。
脚注
- ^ 『宇宙137億年の謎が2時間でわかる本 (KAWADE夢文庫) 文庫』135頁
関連項目
原人
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「サターンボンバーマン」の記事における「原人」の解説
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「原人」の例文・使い方・用例・文例
- 北京(ペキン)原人.
- 最古の原人もすでに道具を使用していた.
- 北京原人が割り当てられた属
- ヨーロッパに住んでいた原人の一種
- 河原人参という植物
- ペキン原人という化石人類
- 金牛山原人という化石人類
- 籃田原人という化石人類
- 明石原人という化石人類
- 北京原人という原始人類
- 消えた北京原人の頭(ず)蓋(がい)骨(こつ)の新たな捜索が始まる
- 7月に中国ペキンのファンシャン(房山)区政府が,行方不明になっている北京原人(ホモ・エレクトス・ペキネンシス)の頭(ず)蓋(がい)骨(こつ)の化石の捜索を開始する。
- 北京原人の頭蓋骨の化石は1929年から1936年の間に,ファンシャン区のチョウコウティエン(周口店)村で発見された。
- フローレス原人はジャワ原人から進化した可能性をある研究が示(し)唆(さ)
- 東京大学と国立科学博物館の研究者たちが先日,フローレス原人は初期のジャワ原人から進化したことを示(し)唆(さ)する論文を発表した。
- フローレス原人は1万2000年前までインドネシアのフローレス島に生息していたと言われている。
- フローレス原人は身長が1メートルほどしかなかった。
- 日本人研究者たちはコンピューター断層撮影法(CT)を使って,フローレス原人の頭(ず)蓋(がい)骨(こつ)をスキャンし,その種(しゅ)の脳のサイズを測定した。
- この研究結果は,フローレス島に住んでいた初期のジャワ原人が環境に適応する際に小さくなったという仮説を裏付けている。
- このようにして,ジャワ原人は最終的にフローレス原人になったのだ。
原人と同じ種類の言葉
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