ホモ・サピエンス・イダルトゥ
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ホモ・サピエンス・イダルトゥ(またはイダルツ Homo sapiens idaltu)は、現生人類ホモ・サピエンス・サピエンスの直接の先祖であると考えられている。約16万年前の更新世東アフリカに生息していた。調査グループのメンバーである諏訪元は日本語でヘルト人と呼んでいる。
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ホモ・サピエンス・イダルトゥ
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「人類の進化」の記事における「ホモ・サピエンス・イダルトゥ」の解説
ホモ・サピエンス・イダルトゥ 頭蓋骨化石標本 ホモ・サピエンス・イダルトゥ(学名:Homo sapiens idaltu、和名の表記揺れ:ホモ・サピエンス・イダルツ、別の和名:ヘルト人)はエチオピアで発見されており、16万年前頃生きていたと考えられる。それは亜種として扱われてはいるが(ただし、ホモ・サピエンスの亜種分類法については学説上統一した合意はない)、解剖学的には現代人であり、知られているなかで最も古い新人段階の人類である。彼らの直接の子孫がネグロイドであり、モンゴロイドとコーカソイドはネアンデルターレンシスとの混血種であるらしいという最近[いつ?]の研究結果がある。これによると、イダルトゥは系統的にネグロイドに属することになる。 イダルトゥよりさらに古いサピエンスの直接の祖先としては約26万年前のフロリスバッド人 (1932年出土。cf. en:Florisbad Skull) や金牛山人の人骨が発見されているが、これらは進化段階としては旧人とみられる。ただし、イスラエルで約40万年前の最古のホモ・サピエンスである可能性がある人骨が発見されている。ネアンデルタール人との共通祖先との分岐年代が40万年以上前であることから、分岐直後の時期にはホモ・サピエンスが存在していたという解釈も可能であり、その場合、上記の人骨化石はイダルトゥよりさらに古いホモ・サピエンスの発見ということになる。
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