『源氏六十三首之歌』の巻序
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源氏物語の巻名を歌に詠み込んでいった源氏物語巻名歌の一つである『源氏六十三首之歌』では、 現存する写本では本文中に並べられている巻名を読み込んだ歌は題名より一つ少ない六十二首であるものの、題名による限り源氏物語が63の巻から構成されていることを前提にしていると見られる。 桐壺から夢浮橋までの巻の並べ方については竹河と紅梅の並べ方が逆になっていることを除けば特に現在一般的な巻序と変わりはないものの、夢浮橋以降に狭筵・巣守・八橋・花見・嵯峨野といった外伝的な巻名を数多く含んでいる。 外伝的な巻名の並びの最後に山路の露と見られる名称を源氏物語の中の巻名として含んでいる。 といった他の文献に例を見ない特徴をいくつも持っている。
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