紅梅

デジタル大辞泉

こう‐ばい【紅梅】

読み方：こうばい

１ 梅の一品種。濃い桃色の花が咲く。《季 春》「—の落花燃ゆらむ馬の糞／蕪村」

２ 濃い桃色。紅梅色。

３ 襲(かさね)の色目の名。表は紅色、裏は紫または蘇芳(すおう)色。春に用いる。

４ 織り色の名。紫色の縦糸と紅色の横糸とで織ったもの。

源氏物語第43巻の巻名。薫大将、24歳。柏木の弟、按察(あぜち)大納言の子女たちの身の上と、薫と匂宮(におうみや)とのかかわりを描く。

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源氏物語・紅梅の一場面／画・尾形月耕 国立国会図書館蔵

短編小説作品名辞典

紅梅

作者山口瞳

収載図書私本歳時記
出版社新潮社
刊行年月1992.6
シリーズ名新潮文庫

紅梅

作者安西篤子

収載図書恋に散りぬ
出版社講談社
刊行年月1994.4

収載図書恋に散りぬ
出版社講談社
刊行年月1997.9
シリーズ名講談社文庫

紅梅

作者津村節子

収載図書菊日和
出版社講談社
刊行年月2002.11

収載図書菊日和
出版社講談社
刊行年月2005.10
シリーズ名講談社文庫

紅梅

作者小川さと子

収載図書忠臣蔵・巷噺
出版社創栄出版
刊行年月2005.1

紅梅

作者藤原緋沙子

収載図書紅梅―浄瑠璃長屋春秋記
出版社徳間書店
刊行年月2008.4
シリーズ名徳間文庫

植物名辞典

紅梅

読み方：コウバイ（ｋｏｕｂａｉ）

梅の品種

紅梅

読み方：コウバイ（ｋｏｕｂａｉ）

梅擬の別称

隠語大辞典

紅梅

読み方：こうばい，こーばい

1. このわた（海鼠腸）の事。宮女の詞。
2. 「このわた」（海鼠（なまこ）の塩辛）を云ふ。〔女房詞〕
3. このわた（海鼠腸）を云ふ。

分類 女房詞、宮中

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季語・季題辞典

紅梅

読み方：コウバイ（ｋｏｕｂａｉ）

紅色の花の梅のこと

季節 春

分類 植物

近代文学作品名辞典

紅梅

読み方：コウバイ（ｋｏｕｂａｉ）

作者 川端康成

初出 昭和23年

ジャンル 小説

地名辞典

紅梅

読み方：コウバイ（ｋｏｕｂａｉ）

所在 福岡県北九州市八幡西区

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

JMnedict

紅梅

姓	読み方
紅梅	こうばい

ウィキペディア

紅梅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/05/29 02:28 UTC 版)

紅梅（こうばい）

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紅梅

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「襲の色目」の記事における「紅梅」の解説

諸説有るが、平安時代頃は紅梅の花のようなやや紫がかった濃いピンクのことと思われる。

紅梅

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「源氏物語各帖のあらすじ」の記事における「紅梅」の解説

（薫24歳春） 柏木没後の頭中将家の物語。致仕太政大臣（頭中将）の孫娘・中の君と匂宮との結婚が画策されるが、真木柱の姫君と蛍兵部卿宮の娘に心惹かれる匂宮は相手にしない。後人の偽作説が濃厚。紅梅参照。

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「紅梅」の例文・使い方・用例・文例

• 花の色の薄い紅梅
• 寒紅梅という植物
• (絹布を)紅梅染めにすること
• 紅梅焼きという菓子