おうふうとは? わかりやすく解説

おう‐ふう〔ワウ‐〕【横風】

読み方:おうふう

[名・形動偉そうに人を見くだす態度をとること。また、そのさま。大風(おおふう)。

「やに—な失敬な奴だと思ったが」〈漱石・坊っちゃん


おう‐ふう【欧風】

読み方:おうふう

ヨーロッパ的であること。西洋風。「—家具


おうふう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/15 04:37 UTC 版)

おうふう
正式名称 株式会社おうふう
1993年(平成5年)に桜楓社から社名変更
現況 廃業
種類 株式会社
市場情報 非上場
出版者記号 273 
取次コード 0723
法人番号 9010001013066
設立日 1956年9月18日
代表者 破産管財人 村上義弘[1]
本社郵便番号 〒101-0051
本社所在地 東京都千代田区神田神保町1-54
英光ビル201
資本金 4900万円
外部リンク www.ohfu.co.jp
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株式会社おうふうは、東京都千代田区にかつて存在した出版社学術出版社で、国語学国文学などに関する著作を刊行していた。旧社名の桜楓社でも知られていた。桜楓社という社名は、日本大学国文学者鈴木知太郎がつけた。

概要

南雲堂が発祥母胎となる出版社。創業者は及川篤二(2010年没)。國學院大學出身で、学生時代に南雲堂桜楓社として創業、のちに桜楓社として独立(1956年昭和31年9月18日設立)。

創業期に、中西進著『万葉集比較文学的研究』を刊行、1970年学士院賞を受賞した。資料集的のような書籍を出すことよりも、学者の研究成果を研究書として世に出すことを大きな柱としていた。及川に勧められて単著を書き上げ、それが評価された学者は多い。双文社、ひつじ書房、翰林書房、白帝社などは桜楓社から独立した出版社である。南雲堂から独立した出版社としては英潮社がある。

1993年(平成5年)5月1日、「(株)おうふう」に改組した[2]

2020年3月初めに何の予告なく廃業したことが3月5日確認され[3]、さらに同月18日には東京地方裁判所から破産開始決定を受けた。負債総額は4億7000万円に上る[1]。 おうふうは、2021年3月12日に法人格が消滅した[4]

会社情報

所在地
東京都千代田区神田神保町1-54 英光ビル201
資本金
4,900万円

沿革

  • 1950年ごろ、南雲堂桜楓社として創業。
  • 1956年9月18日 - 創設。
  • 1993年5月1日 - 桜楓社からおうふうに改称。
  • 2020年2月末 - 書籍取次店を通して書店に「廃業」の情報が流れる。
  • 2020年3月18日 - 東京地方裁判所から破産手続開始決定を受ける。
  • 2021年3月12日 - 法人格消滅。
  • 歴代社長は、及川篤二、及川久子、古賀真利子、廃業時は坂倉良一[5]

主な出版物

著作集

辞典・事典

  • 『日本民俗語大辞典』
  • 『和歌文学辞典』
  • 『古事記事典』
  • 『上代文学研究事典』
  • 『近代作家研究事典』
  • 『都道府県別 祭礼行事』全47巻
  • 『都道府県別 祭礼事典』全47巻

その他

  • 源氏物語別本集成』、『源氏物語別本集成 続』
  • 『源氏物語古注集成 源氏釈
  • 『講座源氏物語研究 源氏物語の注釈史』
  • 『秋成全歌集とその研究』
  • 『近世中期小説の研究』
  • 『近世文学続攷』

関連項目

脚注

  1. ^ a b “(株)おうふう~国文学の専門出版社~”. TSR速報. 株式会社東京商工リサーチ. (2020年3月25日). https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/20200325_02.html 2020年3月25日閲覧。 
  2. ^ 会社概要(株)おうふう アーカイブ
  3. ^ おうふう、廃業。”. 文学通信 (2020年3月5日). 2020年3月19日閲覧。
  4. ^ 株式会社おうふう国税庁法人番号公表サイト
  5. ^ 『文藝年鑑』1986、2002、2016による。

外部リンク


おうふう

出典:『Wiktionary』 (2021/08/16 11:44 UTC 版)

同音異義語

おうふう




固有名詞の分類


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