高飛車
「高飛車」とは、高圧的な態度のことを意味する表現である。
「高飛車」とは・「高飛車」の詳しい解説
「高飛車」とは、尊大な物言いや高圧的な態度のことを意味する表現である。頭ごなしな態度をとったり、相手を見下したような態度をとったりする人に対して使われる表現であり、ネガティブなイメージを持つ言葉である。後述するように、将棋用語に由来する言葉であり、江戸時代から使われるようになった言葉であると考えられている。高飛車な人は、自信過剰でプライドが高い、自分に自信がなく劣等感を抱えている、承認欲求が強い、自分が絶対に正しいという価値基準を持っている、自慢することが多い、寂しがり屋で注目を浴びたい、利己的でコミュニケーション能力が低いなどの特徴がある。
しかし、ひと言に「高飛車」と言っても、個人によってその特徴は異なる。例えば、自分が正しいと思い込んで他人の意見を頭ごなしに否定したり、自慢話が多くてマウントをとってきたりする人がいる。一方で、劣等感があって自分を認めてもらいたかったり、寂しがり屋で周りの人に構ってもらいたかったりする人もいる。いずれにしても、高飛車な人は良好なコミュニケーションをとるのが苦手という共通点がある。
なお、富士急ハイランドには、最大落下角度は121度、最高速度は時速100km、最大加速度は4.4Gに及ぶ、「高飛車」というジェットコースターがある。
「高飛車」の語源・由来
「高飛車」は、将棋の戦法に由来する。高飛車戦法は、将棋の駒の一つである「飛車」を高い位置に配置する戦法である。この戦法は、強力な駒である飛車を自陣の前に出して相手陣を威圧する攻撃的な戦法であることから、高飛車という言葉が高圧的な態度を意味するようになった。高飛車戦法は、強力な駒である飛車が相手に攻められやすいという欠点があり、有力な戦法ではなかった。そのため、高飛車戦法を採用することは、「高飛車でもあなたに勝つことができるほど、私とあなたには実力差がありますよ」という意味に捉えられることがあったようである。このことも、高飛車が高圧的という意味を持つようになった由来であると考えられている。
「高飛車」の類語
「高飛車」の類語には、高圧的、高姿勢、傲慢、横柄、横暴、尊大、お高くとまった、高慢、威圧的、上から目線、態度が大きい、頭ごなし、独裁的などの言葉がある。それぞれ、相手を見下したような態度や態度の大きい様子などを表した言葉である。「高飛車」を含む熟語・言い回し
「高飛車女」とは
「高飛車女」とは、高飛車な態度をする女性のことを意味する表現である。
「高飛車」を含む用語の解説
「高飛車皇女は黙ってない」とは
「高飛車皇女は黙ってない」とは、2021年に一迅社から初版が発行されたコミックである。原作は「柊と灯(ひいらぎとあかり)」、キャラクター原案は「くろでこ」が担当している。ジャンルは、異世界ものの恋愛ファンタジーである。
「高飛車」の使い方・例文
「高飛車」という言葉は、以下の例のようにネガティブな意味で使われることが多い。例1あの上司は頭ごなしに部下を叱りつけてくる高飛車な人らしいから、気を付けたほうがいいよ。
例2彼女は清楚な見た目をしているが、性格は高飛車なようだ。
例3そんな高飛車な態度だと、友達も恋人もできないよ。
例4あの子はプライドが高すぎるあまりに、周りに高飛車な態度をとってしまうようだ。
例5大した成果も上げていないくせに、高飛車な言い方をしてくるのが気に入らない。
例6高飛車な性格を改善するためには、もっと周りに感謝の気持ちを持ったほうがいいと思うよ。
例7彼女は幼少期になんでも自分の思い通りになる環境で育ったらしく、そのせいで高飛車な性格になったのではないだろうか。
例8高飛車女はモテないらしい。
例9社長令嬢だからといって、あんな高飛車な態度をとるのはよくない。
「高飛車」の英訳
「高飛車」を意味する英語表現には、以下のような表現がある。・domineering(傲慢な、横暴な、支配的な)
・high-handedness(高圧的な、強引な、横暴な)
・overpowering(威圧的な、圧倒的な)
・haughty(傲慢な、高慢な、横暴な)
たか‐びしゃ【高飛車】
高飛車

グループ名 | 高飛車 |
グループ名フリガナ | たかびしゃ |
グループメンバー名 | 倉持 幸歩/歩祐樹 |
URL | http://solearia.com/fuyuki.html |
プロフィール | 倉持幸歩(写真左)と、歩祐樹(写真右)からなるお笑いコンビ。日本映画学校俳優科の先輩後輩。2012年結成。主なコンビ出演作は、お笑いライブ『大部屋ダイヤモンド』、Vシネマ『敏感 テンプテーション~初体験注意報~』、イベント『お台場寄席』『立川発!お笑いアレアJr.ラーメン争奪ライブ』など。 |
代表作品1 | お笑いライブ『大部屋ダイヤモンド』 |
代表作品2 | Vシネマ『敏感 テンプテーション~初体験注意報~』 |
代表作品3 | 展示会・イベント『お台場寄席』 |
職種 | お笑い |
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高飛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 04:33 UTC 版)
高飛車(たかびしゃ)は、将棋において飛車が自陣の前方の高い位置をとる戦術である[1]。主に相居飛車での戦いで生じる。現代将棋では飛車の定位置、先手であれば2八、後手であれば8ニよりも前方に構える場合を「浮き飛車」(例えば相掛かり#▲2六飛型)というが、戦法として特に高飛車と表現されるのは五段目に構える際に呼ばれることが多い。
- ^ a b 京都大石天狗堂. “将棋の豆知識17〜18 光風社 将棋101話 転用”. 2021年11月2日閲覧。
- ^ 勝田 耕起「将棋の用語 : 気づかない位相語とその用法の成立」『フェリス女学院大学文学部紀要』第47巻、2012年、 1 - 14頁。
- ^ 死後研究会『死語大全』彩図社、2006年。ISBN 9784883925650。
- 1 高飛車とは
- 2 高飛車の概要
高飛車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/13 22:21 UTC 版)
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高飛車(たかびしゃ)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 03:11 UTC 版)
「将棋用語一覧」の記事における「高飛車(たかびしゃ)」の解説
飛車が自陣から見て三段目を超えて進出し、攻撃の構えをとる様。おもに五段目に位置する飛車を表し、四段目に定置する飛車は浮き飛車という。一般用語・慣用句の「高飛車な物言い」「タカビー」などはこの高飛車からきている。
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「高飛車」の例文・使い方・用例・文例
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