鼻につく

実用日本語表現辞典

鼻に付く

読み方：はなにつく
別表記：鼻につく

鼻につく（はなにつく）とは、主に感覚的な表現で、何かが強烈であったり、過度であったりすることを指す。具体的には、香りが強すぎる、音が大きすぎる、人の行動が目立ちすぎるなど、五感や感情に対して強い印象を与える状況を表す。また、鼻につくは比喩的な表現としても使われ、人の行動や態度が気に障る、あるいは不快感を覚えることを示す。この表現は、日本語の口語表現として広く使われ、日常会話や文学、メディアなどで頻繁に見かける。

（2023年9月21日更新）

鼻につく

読み方：はなにつく
別表記：鼻に付く

うっとうしくていやな感じがする、どうも気に入らない、といった意味で用いられる表現。元は、においが鼻に残って離れない様子などを意味する語。

（2012年11月14日更新）

デジタル大辞泉

鼻(はな)に付(つ)・く

読み方：はなにつく

１ においが鼻につきまとう。「香料が—・いて食べられない」

２ 飽きて嫌になる。また、人の振る舞いなどがうっとうしく感じられる。「きざな話し方が—・く」

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

鼻につく

出典:『Wiktionary』 (2018/04/06 10:01 UTC 版)

成句

鼻（はな）につく

1. 匂いが強烈で不快を感じる。
   • その頃からカストリ焼酎といふものが流行して、私もこれを用ひるやうになつたが、私のやうに催眠薬として酒を飲むには現在の日本酒のやうなものは胃がダブダブ水音をたてるほど飲んでも眠くなつてくれないからダメなので、カストリ焼酎は鼻につく匂ひがあつて飲みにくいけれども、酔へる。（坂口安吾 『ちかごろの酒の話』）
2. （比喩）表現や態度に、くどさやしつこさを感じ、ちょっと不快になる。
   • けれども、詩家の詩書家の書好ましからず、と良寛さまもいはれたやうに、鼻につくことがないでもない。（三好達治『棋家の文章など』）
   • 人間は習慣になったために、その習慣から抜け切れない場合と、毎日重なったために、かえってそれが鼻につく場合とがある。（北大路魯山人 『材料か料理か』）

翻訳

語義1

• 英語:strong（形）、（悪臭がする）stink（動）、pong（動）、reek（動）

語義2

• 英語:be disgusted

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「鼻につく」の例文・使い方・用例・文例

• 珍客も３日いれば鼻につく。
• 《諺》 よい魚も 3 日たてば臭くなる, 「珍客も 3 日すれば鼻につく」.
• 好きな食物だって毎日出されたら鼻につく.
• 匂いが鼻につく
• 魚と客とは三日目に鼻につく
• 珍客も三日目には鼻につく
• 魚と客は三日目には鼻につく