座頭とは? わかりやすく解説

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ざ‐がしら【座頭】

読み方:ざがしら

最上位の席または人。首座

演劇・演芸などの一座の頭。座長。特に、歌舞伎では、一座の長で代表格俳優

「座頭」に似た言葉

ざ‐とう【座頭】

読み方:ざとう

中世商工業芸能など諸座の長。

室町時代盲人琵琶法師官名当道座の四官の最下位検校(けんぎょう)・別当勾当(こうとう)に続くもの。

江戸時代僧体盲人で、琵琶三味線などを弾いたり、語り物語ったり、また、あんま・はりなどを業とした者の総称

盲人


座頭

読み方:ザトウ(zatou)

室町時代当座道に設けられた四官の最下位


ざとう 【座頭】


座頭

読み方:ざがしら

  1. 座中役者の上位で立役たちやく)の首位(しゆゐ)。演技上の支配をするもの。〔歌舞伎
  2. 一座俳優統轄者で、通常立役首席がなる。
  3. 芝居一座の頭で、立役首位にあるもの。

分類 歌舞伎演劇

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座頭

読み方:ザトウ(zatou)

初演 文政9.9(江戸中村座)


座頭

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/09 02:53 UTC 版)

座頭
歴史的職業
原語ラベル表記 座頭 
医学的状況 失明 
本国 日本 

座頭(ざとう)は、江戸期における盲人階級の一つ。またこれより転じて按摩鍼灸琵琶法師などへの呼びかけとしても用いられた。今日のような社会保障制度が整備されていなかった江戸時代幕府障害者保護政策として職能組合「」(一種のギルド)を基に身体障害者に対し排他的かつ独占的職種を容認することで、障害者の経済的自立を図ろうとした。

由来 - 当道座

元々は平曲を演奏する琵琶法師の称号として呼ばれた「 検校 けんぎょう」、「 別当 べっとう」、「 勾当 こうとう」、「 座頭 ざとう」に由来する。

古来、琵琶法師には盲目の人々が多かったが、『平家物語』を語る職業人として鎌倉時代頃から「当道座」と言われる団体を形作るようになり、それは権威としても互助組織としても、彼らの(組合)として機能した。その中で定められていた集団規則によれば、彼らは検校、別当、勾当、座頭の四つの位階に、細かくは73の段階に分けられていたという。これらの官位段階は、当道座に属し職分に励んで、申請して認められれば、一定の年月をおいて順次得ることができたが、大変に年月がかかり、一生かかっても検校まで進めないほどだった。金銀によって早期に官位を取得することもできた。

江戸時代に入ると当道座は盲人団体として幕府の公認と保護を受けるようになった。この頃には平曲は次第に下火になり、それに加え地歌三味線箏曲胡弓等の演奏家、作曲家や、鍼灸按摩が当道座の主要な職分となった。結果としてこのような盲人保護政策が、江戸時代の音楽や鍼灸医学の発展の重要な要素になったと言える。また座頭相撲など見せ物に就く者たちもいたり、元禄頃から官位昇格費用の取得を容易にするために高利の金貸しが公認されたので、悪辣な金融業者となる者もいた。

当道に対する保護は、明治元年(1868年)に廃止されたという。

参考文献

関連項目


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