検校

デジタル大辞泉

けん‐ぎょう〔‐ゲウ〕【検^▽校／^×撿^×挍】

読み方：けんぎょう

１ 物事を調べただすこと。また、その職。

２ 社寺で、事務を監督する職。また、一寺の上位者で衆僧を監督する者。

３ 荘園の役人の一。平安・鎌倉時代に置かれた。

４ 室町時代以降、盲人に与えられた最高の官名。専用の頭巾・衣服・杖などの所持が許された。建業。

けん‐こう〔‐カウ〕【検校】

読み方：けんこう

調査し考え合わせること。→けんぎょう（検校）

歴史民俗用語辞典

検校

読み方：ケンギョウ（ｋｅｎｇｙｏｕ）

（１）奈良時代、寺社の事務、僧尼の監督役。のち熊野・高野などの一山、一寺の頭領（上首）地位をさすようになった。
（２）平安・鎌倉時代の荘官の職名の一。
（３）南北朝以降の盲人の職名。
（４）江戸時代の全盲人を支配する十検校。

世界宗教用語大事典

けんぎょう 【検校・】

日本で、寺社の事務や僧尼の監督をする僧に与えられた職名。のちに盲人の首位や琵琶法師にも与えられた（名の意味は、物事を点検し、誤りを正すということ）。

ウィキペディア

検校

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/10/06 03:07 UTC 版)

検校（けんぎょう）は、平安時代・鎌倉時代に置かれた荘官、社寺や荘園の監督役職名である。室町時代以降、盲官（盲人の役職）の最高位の名称と定着した。檢校あるいは建業とも書いた。

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「検校」の例文・使い方・用例・文例

• 江戸時代,一夜にして検校という位を得た人
• 検校という盲人に与えられる官位にある人
• 社寺内の検校という職にある人