舞とは? わかりやすく解説

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ぶ【舞】

読み方:ぶ

常用漢字] [音](漢) [訓]まう まい

[一]〈ブ〉

手足動かして踊る。まう。まい。「舞曲舞台舞踏舞踊演舞歌舞欣舞(きんぶ)・群舞剣舞洋舞乱舞輪舞

もてあそぶ勝手に取り扱う。「舞文

奮い立つように励ます。鼓舞

[二]〈まい〉「舞子舞姫獅子舞(ししまい)」


まい〔まひ〕【舞/×儛】

読み方:まい

日本芸能における演者動き方一種。「舞」は「まわる」の意で、元来は地をするような足づかいで巡り回る旋回動作をいい、跳躍動作をさす「踊り」と区別される。特に古代から中世にかけての舞踊は舞の要素濃く舞踊一般広くといっていた。一般には、神楽(かぐら)・舞楽白拍子(しらびょうし)・曲舞(くせまい)・幸若舞(こうわかまい)・能・地唄舞などの舞踊をいう。

能で、謡を伴わず囃子(はやし)の伴奏だけで行う舞踊部分舞事(まいごと)。

狂言で、謡や器楽合わせて行う舞踊部分

幸若舞のこと。


まい 【舞】

舞踊」を舞と踊とに分けた時の一つ旋回動作をいう「まふ・まわる」から来た語。本来は、神の依代神座周囲回りながら、神おろし・神迎えをする行為だった。それが、のちに芸能化されていった神楽・舞楽・白拍子延年曲舞幸若舞能楽地唄舞など。

作者坊城俊民

収載図書末裔復刻版
出版社集英社
刊行年月1994.8


作者江口良史

収載図書つぶれるやつら
出版社日本文学館
刊行年月2007.1


読み方:まう

  1. 掏摸をする。或は放火犯人。又は逃亡を云ふ。

読み方:まう

  1. 逃走スルコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・岡山県
  2. 逃走ノコトヲ云フ。但今急ニ逃走スルト云フコトハ早バニマウト云フ。夜逃ヲ「ゴイ」ト云フ。ゴイセント云ヘハ夜逃ヲセント云フコトナリ。ゴイトハ五位鷺ノコトヨリノ称ル。夜飛ナレハナリ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・福岡県
  3. 逃走。〔第三類 犯罪行為

分類 岡山県福岡県


読み方:まう

  1. 予定日だけ興行出来ない事をいふ。損をすることを「まふ」といふから名づけたのであらう。〔役者語〕
  2. 損をする事、又は予定日まで興行出来ぬ事を云ふ。
  3. 予定日だけ興行できないことをいう。損をすることを「まふ」というところから名づけものらしい。〔芸能俳優)〕

分類 俳優役者役者


読み方:もう

  1. 逃走を云ふ。
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読み方:マイmai

所在 大阪府阪南市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/01/14 05:14 UTC 版)

彌彦神社の舞楽「大々神楽」

(まい)とは、日本舞踊のうちメロディに合わせた旋回運動を主としたもの[1]

本来、踊りとは異なる性格のもので、舞が旋回を要素とするのに対し、踊りは跳躍を要素とするものをいう[2]。また、舞は個人的・芸術的な要素を古くから強くもっていたのに対し、踊りは群舞または乱舞といった集団的形態をとりむしろ生活的な要素を強くもつものだった[2]明治以前には、踊りとは明確に区別されていたが、ダンスの和訳として舞踊という言葉ができ、区別が意識されなくなった[注釈 1]

解説

古典的な神楽に大陸からの渡来芸が加わったものとされ、民衆の中から生まれた踊りに較べて専門的技能を要するものである。ゆえに世襲的に伝えられてきたものが多いが、明治維新後は家禄を失ったことにより多くは絶えてしまい、伝統芸能としては能楽の要素として残される程度である。しかし多くの民俗芸能(郷土芸能)が重要無形民俗文化財に指定されているほか、その伝統を引き継ぐものは多々あり、面影をしのぶことができる。

なお室町時代から江戸時代の初期にかけては、舞(まい)といえば幸若舞を指すことが多かった[3]

舞楽

舞楽とは、舞を伴った雅楽を指している。日本の舞楽は唐楽・林邑楽・度羅楽・高麗楽・新羅楽・百済楽といった、中国を中心とした広い範囲の種種雑多な諸楽を楽舞群としてまとめたもので、日本に伝来したのは欽明天皇の時代から推古天皇の時代にかけてと考えられる[4]。現代でも演じられているが、中国・朝鮮で整理された形で日本に伝来したため、元となったものよりも昇華した部分もある。舞楽は演目に合わせて舞楽面と呼ばれる仮面をつけて踊る。

以下は、重要無形民俗文化財に指定されている舞楽であり、口承などでは平安時代からの歴史をもつとされるものが多い。

重要無形民俗文化財指定の「舞」

以下に、重要無形民俗文化財に指定されているを掲げる。口承では、いずれも室町時代以前からの歴史をもつものばかりである。

さまざまな舞

その他、以下のような舞の芸能が各地に伝承されている。

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ 「踊り」は跳躍運動から芸能化したものである。このことを指摘したのは折口信夫である。池田(1968)p.20

出典

  1. ^ 池田(1968)p.16
  2. ^ a b 『図説日本庶民生活史 第3巻 南北朝‐室町』河出書房新社、1961年、188頁。 
  3. ^ 池田(1968)p.13
  4. ^ 中村 1996, p. 115.

参考文献


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/15 06:51 UTC 版)

ゆりキャン 〜ゆりかのキャンパスライフ〜」の記事における「舞」の解説

合コン明け暮れる女性。ゆりかと合コンをした際に百合目覚め以後女性同士百合コンをしている。

※この「舞」の解説は、「ゆりキャン 〜ゆりかのキャンパスライフ〜」の解説の一部です。
「舞」を含む「ゆりキャン 〜ゆりかのキャンパスライフ〜」の記事については、「ゆりキャン 〜ゆりかのキャンパスライフ〜」の概要を参照ください。

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発音(?)

熟語


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