花園の御田舞
名称: | 花園の御田舞 |
ふりがな: | はなぞののおんだまい |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 花園村郷土古典芸能保存会 |
指定年月日: | 1981.01.21(昭和56.01.21) |
都道府県(列記): | 和歌山県 |
市区町村(列記): | 伊都郡花園村梁瀬 |
代表都道府県: | 和歌山県 |
備考: | |
解説文: | 高野山の奥地の有田川上流の渓谷に沿った花園村に伝承されているこの御田舞は、初春の予祝行事である田遊びの一典型であり、田打ちから収穫までの農作業の過程を古風な歌と踊で演じて、その年の豊穣を祈るという形式をよく伝えている。 まず春田の儀式があり、これが済むと遍照寺(大日堂)で修正会初夜修法が執り行なわれる。続いて御田舞がはじめられるが、白しらげ(百々烝)、黒しらげ(舅)、婿(福太郎)、脇鍬(百太郎)、尻鍬(徳太郎)、おんなり持、田植子、太鼓打などがそれぞれの役にしたがって、「田打」「溝かすり」「苗押し」「牛使い」「種蒔」「田刈」「籾摺」など十数曲を順々に演じてゆく、榊ばんやの歌囃子、廻り太鼓の歌詞などに古風なものがうかがわれ、田遊びの芸系として地方的特色がきわめて顕著であると認められる。 |
花園の御田舞
名称: | 花園の御田舞 |
ふりがな: | はなぞののおんだまい |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 郷土古典芸能保存会 |
選択年月日: | 1971.11.11(昭和46.11.11) |
都道府県(列記): | 和歌山県 |
市区町村(列記): | 伊都郡花園村 |
代表都道府県: | 和歌山県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 高野山の奥地の有田川上流の渓谷に沿った花園村に伝承されているこの御田舞は、初春の予祝行事である田遊びの一典型であり、田打ちから収穫までの農作業の過程を古風な歌と踊で演じて、その年の豊穣を祈るという形式をよく伝えている。 まず春田の儀式があり、これが済むと遍照寺(大日堂)で修正会初夜修法が執り行なわれる。続いて御田舞がはじめられるが、白しらげ(百々烝)、黒しらげ(舅)、婿(福太郎)、脇鍬(百太郎)、尻鍬(徳太郎)、おんなり持、田植子、太鼓打などがそれぞれの役にしたがって、「田打」「溝かすり」「苗押し」「牛使い」「種蒔」「田刈」「籾摺」など十数曲を順々に演じてゆく、榊ばんやの歌囃子、廻り太鼓の歌詞などに古風なものがうかがわれ、田遊びの芸系として地方的特色がきわめて顕著であると認められる。 |
花園の御田舞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/29 00:04 UTC 版)
花園の御田舞(はなぞののおんだまい)は、和歌山県伊都郡かつらぎ町大字花園梁瀬に伝わる民俗芸能。1981年1月21日重要無形民俗文化財指定[1]。
早朝に下花園神社でお祓いを受けた後に遍照寺大日堂へ渡御し、午後は大日堂において「廻り鍬」「田打」「水迎」「牛呼」「苗代」「田植」「田刈」「籾摺」などの稲作に関する作業を模した舞が演じられる[1][2]。かつては数日間にわたって夜通し行われたが、現在は隔年の旧正月前後に行われる[2]。また、開催地も旧花園村から梁瀬地区に移っている[2]。
初春の予祝行事である田遊びの一典型であり[1]、1年間の農作業の過程を古風な歌と踊りで演じることで、その年の豊穣を祈るという形式を現代に伝えている[1][2]。
出典
外部リンク
座標: 北緯34度8分18.46秒 東経135度30分56.33秒 / 北緯34.1384611度 東経135.5156472度
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