藤守の田遊び
名称: | 藤守の田遊び |
ふりがな: | ふじもりのたあそび |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 藤守の田遊び保存会 |
指定年月日: | 1977.05.17(昭和52.05.17) |
都道府県(列記): | 静岡県 |
市区町村(列記): | 志太郡大井川町字藤守 |
代表都道府県: | 静岡県 |
備考: | |
解説文: | 大井八幡宮の祭りに行なわれるもので、田遊びの一典型を示すものである。 八幡宮の前庭に仮設された舞台で演じられ、「長刀」「振取」「御獅子」「鍬入」など田に関する曲目など二十五番と番外に「天狗」「鯛釣」の二番がある。振取は最も重要な役で、宮ごもりの統卒者がこれに当る。振取、猿田楽、間田楽、神子舞、早乙女などはいずれもショッコと呼ぶ紙簔の花冠をかぶる。 また、芸能奉仕直前に、内的式、外的式と呼ぶ神人饗宴の作法を残している。 |
藤守の田遊び
名称: | 藤守の田遊び |
ふりがな: | ふじもりのたあそび |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 藤守の田遊び保存会 |
選択年月日: | 1971.04.21(昭和46.04.21) |
都道府県(列記): | 岐阜県 |
市区町村(列記): | 志太郡大井川町藤守 |
代表都道府県: | 静岡県 |
備考: | 所在地が同一都道府県内のもの(このデータは種別1から移行しています) |
解説文: | 大井八幡宮の祭りに行なわれるもので、田遊びの一典型を示すものである。 八幡宮の前庭に仮設された舞台で演じられ、「長刀」「振取」「御獅子」「鍬入」など田に関する曲目など二十五番と番外に「天狗」「鯛釣」の二番がある。振取は最も重要な役で、宮ごもりの統卒者がこれに当る。振取、猿田楽、間田楽、神子舞、早乙女などはいずれもショッコと呼ぶ紙簔の花冠をかぶる。 また、芸能奉仕直前に、内的式、外的式と呼ぶ神人饗宴の作法を残している。 |
藤守の田遊び
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/03 10:14 UTC 版)
藤守の田遊び(ふじもりのたあそび)は、静岡県焼津市(旧志太郡大井川町)字藤守に伝わるに民俗芸能の田楽(田遊び)である。1977年(昭和52年)5月17日に重要無形民俗文化財に指定された。
概要
元亀年間(1570年 - 1573年)に現在のような形式を確立したと伝えられ、旧来は旧暦の1月17日や、新暦の2月17日に行われていたが、1961年(昭和30年)以降、毎年3月17日に藤守(郷)に鎮座する大井八幡宮で行われる。
当日は午前から「内祭の儀」「外祭の儀」と呼ばれる饗応儀礼および豊凶を占う的射儀礼があり、夕刻の6時頃から田遊びが始まる。芸能の奉仕者は氏子の未婚男子であり、役割は年齢階梯によって振り分けられ最も重要な役とされる「振取」は青年団の統率者が務める。奉仕者は全員が薄化粧をし女用の腰帯を数本束ねて襷にする。奉納される田楽は25番の演目と番外からなり、1年の農作業の行程を模擬的に演じる。
演目
- 番外:天狗
- 第1番:長刀(なぎなた)
- 第2番:振取(ふっとり)
- 第3番:御獅子(おしし或はおしっさん)
- 第4番:鍬入(くわいれ)
- 第5番:荒田(あらた)
- 第6番:寄塗(よせぬり)
- 第7番:水口申(みなぐちもうし)
- 第8番:鳥追(とりおい)
- 第9番:山田
- 第10番:徳太夫(とくだゆう)
- 第11番:麦搗(むぎつき)
- 第12番:田植
- 第13番:代草(しろくさ)
- 第14番:孕早乙女(はらみそうとめ)
- 第15番:小編木(こざさら)
- 第16版:早乙女
- 第16番:高野殿(こうのとの)
- 第18番:棒
- 第19番:神子舞(かみこまい)
- 第20番:間田楽(までんがく)
- 第21番:猿田楽(さるでんがく)
- 第22番:宝来(ほうらい)
- 第23番:稲刈り
- 番外:鯛釣
- 第24番:長刀 夜明け
- 第25番:御獅子
- 番外:天狗
関連項目
外部リンク
- 焼津市歴史民俗資料館 藤守の田遊び
- 藤守の田遊び - 国指定文化財等データベース(文化庁)
- 藤守の田遊びのページへのリンク