ご‐い〔‐ヰ〕【五位】
読み方:ごい
1 位階の5番目。律令制では正五位と従五位とがある。昇殿を許される者の最下位で、袍(ほう)の色は淡い緋(ひ)。五位に叙せられることを叙爵(じょしゃく)という。
2 仏語。
㋐一切の存在、事象を五つに分けたもの。色法・心法・心所法・心不相応法・無為法。
㋑修道上の位を五段に分けたもの。大乗では、資糧位・加行位・通達位・修習位・究竟(くきょう)位。小乗では、資糧位・加行位・見道位・修道位・無学位。
ご‐い〔‐ヰ〕【呉偉】
ご‐い〔‐ヰ〕【語彙】
ご‐い【語意】
呉懿
ゴイ | →呉壱 |
ゴイ
五井
五井
五位
ゴイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/11 06:51 UTC 版)
ユダヤ人およびユダヤ教 |
---|
ゴイ(Goy、ヘブライ語: גוי)とは、ヘブライ語聖書で「民族」を指す語[1]。非ユダヤ人の諸民族を指す複数形のゴイム(goyim、גוים、גויים)は、『出エジプト記』34章24節の「我は汝の前に諸民族を追放するであろう」という表現にも見られ、古代ローマ時代にはすでに「異教徒」の意味をもつようになって久しかった[2]。後者はイディッシュ語に見られる表現である。
現在では専ら非ユダヤ人を指す差別語でもあり、クリスチャンやムスリムに対して広く用いられるが、ユダヤ人がユダヤ教以外のあらゆる宗教を奉じる人々を指して使うことが多い。
ヘブライ語聖書
トーラーではゴイやその異形が、ヘブライ人や異教徒に言及する中で550回以上使用。初出は『創世記』10章5節で、当初は非ユダヤ民族を指す悪意の無い語であった。ヘブライ人に関する初の言及は、神がアブラハムに対して、子孫が偉大なる民族(goy gadol)を形成すると約束した、『創世記』12章2節に見られる。
『出エジプト記』19章6節ではユダヤ人が「聖なる民族」(goy kadosh)と述べられている[3]ように、初期のヘブライ語聖書ではゴイをヘブライ人に対して用いることが多い一方、後には他民族を指すようになってゆく。
翻訳された聖書の中には、ゴイムという語を訳出せず、国名として扱っているものもある。『創世記』14章1節では「ゴイムの王」はティドアル(テダル)であるとなっている。聖書の解説書の中にはゴイムはグティウムを示しているかもしれないとするものもある[1]。
ユダヤ教ラビ
旧約聖書で選民についてのより詩的かつ、ユダヤ人学者の間で一般的な表現の1つに、神が聖書の中でユダヤ人を「この世で唯一無二の民族」(goy ehad b'aretz)と宣言している箇所がある(『サムエル記上』7章23節および『歴代志上』17章21節)。
ラビ文学においては世界に70の民族(goyim)がおり、いずれも独自の言語を持つとしている。当該節では「彼(神)がイスラエルの数に従って国境を取り決めた」(『申命記』32章8節)としており、中世フランスのラビであるラシは、「セムから生まれることになるイスラエルや、エジプトに下ったイスラエルの70の魂により、彼は70の言語(によって特徴付けられる)『国境』を取り決めた」と主張。
一方、ハイム・イブン・アター[4]は「(エルサレム神殿にある)メノーラーという7脚の蝋燭は世界の70民族に対応し、それぞれ(の蝋燭)が10(の民族)を表している。これはそれらが皆西方(の蝋燭)、つまりユダヤ人の反対側で輝いていることをほのめかしている」とした。
現代の用法
前述の通り、ラビ文学では「ゴイ」という語の意味がヘブライ人、ないしはユダヤ人から「ユダヤ人以外の民族」へと変遷してきた。後にはそのような非ユダヤ人を指す語として定着するに至る。
現代ヘブライ語およびイディッシュ語では、「ゴイ」という語が異教徒(gentile)を表す一般的な表現である。なお、両者には関連があり、古代ギリシャ語で「タ・エスネ」(τα έθνη)が「ハ・ゴイム」(ha goyim)を訳す際に用いられ、いずれも「諸民族」を表す。ラテン語では「gentilis」が「民族」という意味があるギリシャ語の「タ・エスネ」を訳すために使われており、「gentile」という語につながってゆく[5]。
英語では非ユダヤ人を意味する侮蔑語である[6][7][8]。なお、否定的な意味合いを避けるため、「非ユダヤ人」を表す場合「gentile」や「non-Jew」といった語を使うのが無難とされる。
イディッシュ語では非ユダヤ人を指すのに相応しい唯一の語であるため、英語とイディッシュ語が話せる場合、あえて用いる者も多い[9]。
関連項目
脚注
- ^ a b James Orr, ed. (1939). "Goiim". International Standard Bible Encyclopedia. Vol. 2. Grand Rapids: William B. Eerdmans Publishing Company. OCLC 819295. 2012年1月13日閲覧。
- ^ The Cambridge history of Judaism, Volume 2, Cambridge University Press, 1989, p. 193. ISBN 978-0-521-24377-3
- ^ Or N. Rose; Margie Klein; Jo Ellen Green Kaiser; David Ellenson (2009). Righteous Indignation: A Jewish Call for Justice. Jewish Lights Publishing. p. 4. ISBN 978-1-58023-414-6 2010年11月18日閲覧。
- ^ 『民数記』8章2節より
- ^ Chambers Dictionary of Etymology, 1988
- ^ アメリカ英語遺産辞典(The American Heritage Dictionary of the English Language)
- ^ Rich, Tracy R.. “Jewish Attitudes Toward Non-Jews”. Judaism 101. 2012年1月13日閲覧。 “本来「ゴイ」という語に侮辱的な意味合いは無い。実際、トーラーにユダヤ人を指す語として度々出てくる。なかんずく『出エジプト記』19章6節において、神がイスラエルは「聖職者と聖なる民族の王国」(goy kadosh)なりと述べている。ユダヤ人は何世紀にもわたり反ユダヤ主義的非ユダヤ人と軋轢を重ねてきたため、「ゴイ」という語が否定的な意味を持つに至ったが、一般的には「非ユダヤ人」という程の意味である。”
- ^ Wolfthal, Diane (2004). “III - Representing Jewish Ritual and Identity” (Google Books). Picturing Yiddish: gender, identity, and memory in the illustrated Yiddish books of Renaissance Italy. Brill Publishers. p. 59 footnote 60. ISBN 978-90-04-13905-3 2012年1月13日閲覧. "本来「ゴイ」という語は文字通り「民族」という意味があるが、侮蔑的な意味合いを時に伴いつつ、「非ユダヤ人」を表すようになった。"
- ^ Locker, Ben (2008), “Goy Next Door”, North Meadow Media 2011年4月27日閲覧。
ゴイ (5)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/18 23:01 UTC 版)
砂漠の多い国。「すられる奴が悪い」とされているが、恩は忘れない義理堅さも有する。
※この「ゴイ (5)」の解説は、「ジバクくん」の解説の一部です。
「ゴイ (5)」を含む「ジバクくん」の記事については、「ジバクくん」の概要を参照ください。
ゴイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/15 16:14 UTC 版)
リベドア帝国・中将の転生者の女。小さな子供のような容姿をしており、ビコ他1名の女性転生者を従えている。カジワンが引き連れた全人形病患者のヘイグス粒子を吸収して放った巨大な火球を透明な防壁生成で弾き飛ばす。
※この「ゴイ」の解説は、「人形の国」の解説の一部です。
「ゴイ」を含む「人形の国」の記事については、「人形の国」の概要を参照ください。
「ゴイ」の例文・使い方・用例・文例
- へー、キーボード見ないで文字打てるんだ。スゴイわねー。
- 今じゃ、ボクのお料理レベルは、100点中45点くらい。スゴイだろ、赤点じゃないのさ!
- スゴイ量だね!
- あの男は徹底的なエゴイストだ。
- あいつはエゴイストだ.
- 旧世界産ゴイサギ類
- 旧・新世界両方にいるゴイサギ
- アメリカのゴイサギ
- 北アメリカのゴイサギ
- ゴイサギの近縁の熱帯アメリカ産のサギ
- サンカノゴイ
- 一種のサンカノゴイ
- 小さなアメリカのサンカノゴイ
- ムカゴイラクサ属のいくつかの丈の高いオーストラリアの高木の総称
- 彼は自分のエゴイズムの下でなすすべもなかった
- ゴイサギという鳥
- ツィゴイネルという流浪の民族
- サンカノゴイという鳥
- ニシキゴイが中国で人気
- 日本で養殖された高級ニシキゴイが中国の富裕層に人気だ。
- >> 「ゴイ」を含む用語の索引
- ゴイのページへのリンク