聖霊会の舞楽
名称: | 聖霊会の舞楽 |
ふりがな: | しょうりょうえのぶがく |
種別1: | 民俗芸能 |
保護団体名: | 天王寺舞楽協会 |
指定年月日: | 1976.05.04(昭和51.05.04) |
都道府県(列記): | 大阪府 |
市区町村(列記): | 大阪市天王寺区元町四天王寺 |
代表都道府県: | 大阪府 |
備考: | |
解説文: | 聖霊会は聖徳太子の御忌にその聖霊をまつる法会で、四月二十二日天王寺区の四天王寺で執行される。この法会は王朝時代の舞楽法要の姿を伝えているもので、古式豊かな舞楽が六時堂前の石舞台上で四隅に巨大な赤紙花の曼珠沙華を飾って舞われる。惣礼伽陀、四箇法会儀式に織り交じりながら、「振鉾【えんぶ】」「蘇利古【そりこ】」「菩薩【ぽさつ】」「獅子」「迦陵頻【かりようびん】」「胡蝶」などの舞楽が舞われる。四天王寺は、三方楽所の一つに数えられてきた由緒ある舞楽の伝承を持っており、明治初年に楽所を一つにして宮内庁楽部にした後も、その伝統を伝え残して現在に至っている。 |
聖霊会の舞楽
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/13 09:17 UTC 版)
聖霊会の舞楽(しょうりょうえのぶがく)は、大阪府大阪市天王寺区の四天王寺に伝わる伝統芸能、重要無形民俗文化財、四天王寺聖霊会の舞楽。
聖徳太子の創建による四天王寺で、毎年4月22日(聖徳太子の命日:本来は旧暦の2月22日)に催される聖霊会に際し、平安時代には都の貴族の四天王寺詣の楽しみのひとつでもあり、江戸時代は三方楽所天王寺方としての伝統を持つ天王寺舞楽を受け継ぎ、天皇が東京に去った後は1884年(明治17年)に結成された、天王寺楽所雅亮会によって上演される。
舞楽とは舞を伴った雅楽で、中国・インドからの音楽様式に基づく左舞と、朝鮮半島やシベリア系の右舞とがあり、朝鮮半島伝来の舞『蘇利古』や平安文学に登場する極楽鳥を模して舞う童舞『迦陵頻』など、10数曲が披露される。独特の仮面を付け色あざやかな装束を身にまとい、「亀の池」中央の日本三舞台の一つである石舞台で、大陸の薫りゆたかに執り行われる千数百年の歴史を誇る古式ゆかしい楽舞には、古代芸能のパワーと魅力がみちあふれている。
なお、四天王寺と同様聖徳太子ゆかりの寺である法隆寺でも、10年に一度大法要である聖霊会が催され舞楽が披露される。
関連項目
外部リンク
- 関西国際広報センター - 関西・伝統芸能めぐり - 大阪府
- 天王寺楽所雅亮会 - 聖霊会
- 聖霊会の舞楽 - 国指定文化財等データベース(文化庁)
座標: 北緯34度39分16.72秒 東経135度30分59.02秒 / 北緯34.6546444度 東経135.5163944度
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