迦陵頻とは? わかりやすく解説

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かりょうびん【×迦陵頻】

読み方:かりょうびん

【一】迦陵頻伽(かりょうびんが)」の略。

【二】雅楽舞曲林邑楽(りんゆうがく)系の唐種。壱越(いちこつ)調で古楽の中曲。四人童舞仏教法会などで、童舞胡蝶楽(こちょうらく)を番舞(つがいまい)として行われる


迦陵頻

読み方:カリョウビン(karyoubin)

雅楽の一。林邑楽系の唐楽管絃にも舞楽にも用いる。


迦陵頻

読み方:カリョウビン(karyoubin)

分野 音楽書(雅楽)

年代 成立年未詳

作者 作者未詳


迦陵頻

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 06:59 UTC 版)

迦陵頻 (伊勢神宮

迦陵頻(かりょうびん)とは雅楽の演目。「林邑八楽」(りんゆうはちがく)の一つ。左方(唐)楽に属する童子の四人舞で、番舞は胡蝶。極楽浄土に住むという美声の人面鳥身たる霊鳥・迦陵頻伽に因み迦陵頻(かりょうびん)と呼ぶ。

中国から渡来した曲目で、林邑調であったが、後には壱越調で舞うようになったらしい。管絃の遊びにも用いられたが名前の由来からもわかるように、仏教行事の舞楽として多く奏された。神社では巫女が舞う場合も多い。

構成としては、古くは序・破・急を完備していたが、現在では序は廃絶し、舞楽は急のみとなっており、また管絃として破・急がある。壱越調の場合はそのまま「迦陵頻破」「迦陵頻急」と呼ぶが、管絃向けに双調・黄鐘調に編曲(渡物)されたものがあり、これらの渡物は「」という曲名で呼ぶこともあり、その場合は「鳥破」「鳥急」と呼ぶ。「鳥急」は双調・黄鐘調にあるが、「鳥破」は双調のみである。

装束、化粧

平絹白地の袴の上に、赤系統の地色に小鳥を散らした尻長の紗のを着て、手には銅拍子(小型のシンバルのような道具)を持つ。足には脚伴の形をした鳥足というすね当てをつけて絲鞋を履き、背と胸に、牛革、又は重ね貼りした和紙胡粉を引き緑青で羽を描いた翼と胸当てをつける。頭に鍍金した唐草模様の宝冠(雅楽では、山形の額飾りと側頭部に二本の剣形の飾りを備えた金属製のヘッドバンドを指す。)をつけて二本の桜の枝をはさみ、図画資料では髪は下の輪のみの角髪に結うことが多い。化粧は稚児と同様の白塗りの厚化粧が原則となるが、しない場合や薄化粧の場合もある。

この衣装をつけさせた童子に宴会の際の舟を漕がせることなども行われていたらしい。

関連項目

  • 松平頼則 - 雅楽に着想を得て作曲を手がけた現代音楽の作曲家。2001年に亡くなるその数時間前まで書いていたという最後の曲が「迦陵頻」である。
  • 上田知華+KARYOBIN - 1978年にデビューしたピアノクインテット形式のバンド。



迦陵頻(かりょうびん)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/02 07:19 UTC 版)

「ぐるり」の記事における「迦陵頻(かりょうびん)」の解説

皇帝直属部下である天使一人。かなりいい加減な性格ちなみに四神の主竜紀達を選んだ理由は「テキトー」である。108星魔王逃がしてしまった張本人背中にはの羽がついている

※この「迦陵頻(かりょうびん)」の解説は、「ぐるり」の解説の一部です。
「迦陵頻(かりょうびん)」を含む「ぐるり」の記事については、「ぐるり」の概要を参照ください。

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